「自分にとってのグーグークラスターはなんだろう」心のカルテ 高岡 正和さんの映画レビュー(感想・評価)
自分にとってのグーグークラスターはなんだろう
複雑な家庭背景と摂食障害を抱えるエレンが、摂食障害を抱える人々のためのグループホーム「門出のいえ」に入所し、生きることに向き合っていく物語。
ダメ人間だから 立ち直らせてよとエレンは言う
人の助けをあてにするな 自立せよと医師は言う
僕はもう終わりなのに 見捨てるのかと 彼は言う
みんな本当に自分勝手だと思う
でもそれでいいとも思う
みんなそれぞれが自分が生きるのに必死なんだから
それは母も同じ
今あなたが ここで何を欲しがっているのかがわかる
ミルクをあげるというのは本来そういうことだ
でも母にはそれがわからない
仕方がない
それが現実なのだから
そしてエレンはそれを受け入れた
受け入れるしかない
生きるというのはそういうことでもある
死んだら 殺すから と妹は言った
姉のために 姉を想って 妹はそう言った
自分は今 誰のために話をしているのか 忘れないようにしたい
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