「生き様」さよならの朝に約束の花をかざろう 1201さんの映画レビュー(感想・評価)
生き様
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ハッピーエンドとか、バッドエンドとか、そういう物語ではない。
人間より遥かに長命である種族イオルフの血を狙う国家に里を侵略され、僅か15歳である少女マキアは旅に出る。
母親を知らない少女マキアが、何者か(盗賊?)に襲われて生き残っていた移民で人間の赤ん坊を育てる母子の物語が主軸。
イオルフの民は長命のなか、日々安寧に織物を作成していく。
縦糸と横糸。交わらなければ纏まらない、交差することで1つの織物になる。
この作品には沢山の登場人物がいて、沢山の人生が描かれ、沢山の交流がいろいろな人の生き様を構築していく。
それらは普段の自分たちであり、他の人たちであると思った。
自分たちは誰か(何か)と交わり、影響を与え、与えられ、自分たちを構築している。
まさに作品の世界の中のヒビオル。
もちろん観る人によって、抱く感想は違うだろう。
自身も泣くほど感動した、楽しかったというわけではない。
ただ、ただ、勉強になった。
マイナス要素が見当たらないので5評価。
一度だけでもいいし、観ないなら観ないでいいし、何度観てもよい作品だと思う。
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