「ジム・ジャームッシュ風」ポルト kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジム・ジャームッシュ風
ちょっと見た感じ、ジム・ジャームッシュの初期の未発表作かと思っていたら、監督が若手だったのですね。
ストーリーなんてどんでもよくなるほど甘い性の生活。ジェイクは26歳だし、若いんだよな。あそこも。どうでもいいくらいの内容だが、やはり自分の若かりし頃を思い起こしてしまう映画。二人とも外国人であるから、異教の地で互いのアイデンティティを共有できる素晴らしさ。美しい港湾都市ではあるが、隔絶されたかのような、何らかの疎外感があってこそ二人が結ばれたという雰囲気がいい。
ジェイク、マティ、ジェイクとマティという3章立てになっていて、時間軸も交差するが、それほどの効果も感じられない。「80歳のセックスをしよう」だなんて会話もあったが、そんな未来は感じられないんですよね。現在という空間を生きてるだけの二人でした。
to Antonのクレジットが何を意味するのかと思ったら、主演のアントンが亡くなっていたのね。それを知ると悲しくなるなぁ・・・
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