「ザラザラとした砂」ザ・ウォール タランティン・クエンティーノさんの映画レビュー(感想・評価)
ザラザラとした砂
砂のザラつきがこちらまで伝わってくるような映画。終始ザラザラとした質感が支配している。
戦場を駆け回って大活躍する優秀なヒーローが出てくるような戦争賛美/戦争肯定モノではなく、かといって戦争はこんなに悲惨なんだとか無意味なんだとか主張したい反戦モノでもなく、ただただ「戦争ってそもそもどういうものだったんだっけ?」というのを少し距離を置いた場所から見ているのが、押し付けがましさを感じなくて心地良い。
某通販サイトの某サービスの会員だったので無料で見れたが、劇場でお金払って観たかったと思える佳作だった。
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