「石綿裁判を追った稀に見る労作」ニッポン国VS泉南石綿村 まっくん a.k.a. エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
石綿裁判を追った稀に見る労作
「ゆきゆきて、神軍」以来、実に久しぶりに原一男監督の作品を拝見した。
今作は石綿訴訟の当事者たちを撮ったドキュメンタリー。あくまで「普通の人々」が被写体であり、終着点がまったく見えない状態で、よくも粘り強く撮りきったと感心する。
そして国の役人たちのアホさ加減を浮き彫りにする、体制批判の志しに熱くなった。稀に見る労作だろう。
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