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「タイトル通りの映画。(!)も絶対必要。」マザー! Toyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0タイトル通りの映画。(!)も絶対必要。

2018年5月14日
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悲しい

難しい

ジェニファー・ローレンスは役ごとに違う個性を引き出してそれがナチュラルで魅せられるし本当に実力がある女優だと思います。
だから彼女の映画は絶対に字幕がオススメです。

そしてこの映画は彼女だからこそちゃんとストーリーに引き込まれました。

最初は お人好しで他人との距離感が近すぎる旦那さんに、むちゃくちゃ振り回され戸惑いながらも、旦那さんを1番に考え従う健気な若い奥さんの日常です。

普通は見ず知らずの他人なんかよりも家族を1番に考えるべきだし、知らない人をいきなり家に泊めちゃうとか普通出来ないよ〜っ。
旦那さんには全く共感できず、むしろイライラしながらずっと良識のある奥さんと同じ視点でした。

他人よりも家族を大事にしてよ‼︎って当たり前なことを伝えても旦那さんにはそれが出来ない。
解っていても困っている人を目の前にしたら無視することは出来ない。
何故なら旦那さんは実は◯◯だから…みたいなストーリー。

結局はラストで今迄の不快な他人の言動や非常識な行為を『そういうことか。』って思うしかないような映画。

私は娯楽映画としてはうーん。って感じで、監督の押し付けがあるような気がしましたが、まぁ考えるスケールが違いすぎるのだなと。

人間は愚かということなのかなぁ?って思うしかなく…。

ジェニファーの演技力、ラストに向けてのテンポの良さ(若干早すぎ)とカメラワークや映像(CG等)の美しさが良かったです。

ジェニファーじゃなきゃもっと『は?』ってなってストーリーに置いていかれてたかもしれないです。

個人的には気楽に観れる映画ではないと思います。

Toy