「唯一無二のアクション映画。肩甲骨が疼く!」RE:BORN リボーン 聖はRE:BORN@新宿武蔵野館〜9/8さんの映画レビュー(感想・評価)
唯一無二のアクション映画。肩甲骨が疼く!
ちょっとこれは他のアクション映画とは比較できない。唯一無二。
カタルシスとか爽快感を排除し、最短距離で絶命させるための格闘術を駆使して闘う。僕はもう口が開いたまま塞がることなく、早くなる鼓動を抑えながらスクリーンで起きている殺戮を見守るしかなかった。
かといって、アクションだけかと言えばそんなことはない。行間の見せ方が上手い。余計なセリフがなくても、一体それが何を意味しているのかを読み取れる演出。
主演のTAK∴の存在感、なんとも言えぬ迫力と重み。子役の近藤結良も無邪気さと冷酷さの共存を見事に表現。
俳優の豪華な使い方も見所。
いしだ壱成、篠田麻里子、三元雅芸、屋敷紘子、大塚明夫…
まさかこんな登場!?
と驚かされることばかり!!
見事としか言いようがない。
カタルシスもなくと書いたけど、観終わった後はなぜだかとても清々しい気分になる。
早速、もう一度観たくなっている。
というのが8/29の出来事。
9/3に二度目の鑑賞。ウエイブのアクションの鋭さに改めて驚嘆する。一度目は圧倒されるばかりだったアクションの面白さを実感できるようになってくる。
9/4に三度目の鑑賞。上映後のトークイベントやパンフを読んで色々な設定や裏話を知った上で観る。ウエイブのアクションに恍惚すら覚えるようになり、武士道を肌で感じられるように。クライマックスの戦い、あれがまさか…●●●●だなんて!!!
といった具合に、観るたびに新しい発見があり、ハマっていく中毒性も充分。
スクリーンでの鑑賞を強烈にオススメします。新宿武蔵野館は9/8まで。その後全国を周り、秋口に横浜で、そしてまた新宿に帰ってくる…かも!という話もあります。どのタイミングでも、とにかく劇場にダッシュです!!この出会いを逃す手はなし!!