「☆☆★ 脳みそイチゴ煮経由→脳みそお花畑満開行き 先頃観たジャッキ...」未成年だけどコドモじゃない　松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー（感想・評価）

☆☆★

脳みそイチゴ煮経由→脳みそお花畑満開行き

先頃観たジャッキー映画の『カンフー・ヨガ』は、そのくだらなさにもかかわらずこちらの脳みそを充分にウニ状態にさせて貰えて楽しかった。
所詮は映画なのだから、先ずは楽しくなければ意味が無い。
その意味で言えば、この作品には充分にその可能性が隠されていた筈なのだ！

「脳みそイチゴ煮〜！」（IKKO風）

上映が開始されての１０分間位は、ジャッキー映画でのウニ状態を凌駕する程に。こちらの脳みそをウニだけどころか、イチゴ煮状態にされてくれて、テンションが上がり捲っていた。

…のだったのだが！

まさか、この最初の１０分間が面白さの頂点だったとは、思いもよらなかった。
ここから最後まで、地獄の様な時間が永遠と続くとは(ｰ ｰ;)

とにかく、頭にお花畑がここまで生えまくっている話を考え付くのも凄いのだが。これの実写化を企画し、実際に製作・公開されてしまう現状の日本映画界って一体全体どうなのだろうか？

終盤で、「あいつの事を忘れさせてやる！」と言い。２人が踊り始めた瞬間。その意味がさっぱり理解出来ず、「俺は今。映画の歴史を根底から覆す革命の瞬間に、ひょっとして立ち会っているのかも知れない…」と、ほんの一瞬頭を巡った程。
しかし、直ぐにその考え方を否定したのも事実。

これははっきり言ってしまえば…。

お金を払って観に来たお客さんの事を、バカにしているとしか思えない。おそらく、「バカな客等は、この程度で充分だろ〜！」…と言った考え方しか出来ない、詐欺の集団が作り上げた、恐ろしい作品だと言い切ってしまいたい。

かなり貶しているが、この程度ではまだまだ足りない位だ！
本当に断罪されてしかるべきなのだが。その中に於いて、平祐奈の可愛らしさだけが救いだと言える。

２０１７年１２月３０日 イオンシネマシアタス調布/スクリーン１１