劇場公開日 2018年5月12日

「女の子でも簡単に登れる課題を一生懸命登る」ラスト・ホールド! あさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5女の子でも簡単に登れる課題を一生懸命登る

2018年5月16日
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鑑賞方法:映画館

笑える

ボルダリングをしている人からしたらふざけてるとしか思えない内容です。課題の難易度は5-6級でしょうか。人並みに中高で運動をしていた人なら初日で出来てもおかしくないレベルの課題を、幼少の頃からボルダリングをしており、インハイで2位になった事のある主人公が苦労しながら登ります。他のスポーツに喩えると、サッカー歴10年の人がリフティングを何とか15回成功させて喜んでるぐらいのレベルですかね。きちんとトスをしてテニスのサーブを入れる方が難しいかもしれない。そんなレベル。引きから撮る映像がなかったのは、それを隠すためでしょう。全身が映るクライミングシーンは殆どありません。せめてきちんと練習してから撮って欲しかった…。ボルダリングへの愛は微塵も感じません。1つだけ他のものと比べて少しは難しそうだったものもありましたが、途中で切れてたし、本当にやってないのかな?と思いました。河口(岩本)君だけは多少の努力が伺えました。ちゃんと爪先でホールドを踏んでいた。演技もお遊戯会レベル、ギャグもつまらない。映るのは基本的に人物の顔のアップ。壁を登るシーンはかなり少ないです。ジャニオタさんしか楽しめないでしょう。包帯が巻かれている腕に少し触れるだけで、怪我の具合が分かるとんでもコーチ、そもそも怪我の位置はそこだったか?(笑)何の脈絡もなく出てくるラストホールドという言葉、セットが出来ておらず、歩いている最中なのに鳴るスタートの合図、初心者に壁を触らせず、一人で練習し続ける先輩兼コーチ、ある意味で面白いシーンは沢山ありました。クライマーが見てもストレスが溜まるだけです。アイドルのスポーツしてる風のお遊戯会です。OPのセンスは良い。人生でこれより酷い映画を映画館で見ることはないでしょう。

あ
トマトさんのコメント
2019年5月12日

オープニング良かったですよね、私も好きです。
ボルダリングシーンは確かに代役でもいいのでもっと難しい課題をこなしてほしかったなと感じました。
ただ、本人達は仕事の合間をぬってかなり練習をしていたそうですよ。
きっとお金をかければいくらでもすごく見える映画は作れると思いますよ。
お金をかけずにあれほどの作品が出来上がったのはすごいと思っています。

トマト