「すごく面白い」アメリカン・ヒーロー 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
すごく面白い
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タイトルから『キャプテンアメリカ』のようなヒーローものを期待させるが、主人公はしょぼい超能力の無職のクズだ。別れた奥さんに子どもの親権を奪われて会わせてもらえない。超能力は手品や大道芸として使うばかりだ。車いすの友だちらとグダグダする場面が大半で、そんな感じが最高に気持ちがいい。ひたすらへらへらしてる主人公がすごくいい。明確にそう示してはいないが、カメラがドキュメンタリータッチで、登場人物がカメラか視聴者に語り掛ける。
クライマックスは一転してギャングと戦うのだけど、引いた目線で描かれる。充分面白いのだけど、そこはもうちょっと迫力を出してもいいような感じだ。
このようにマーベルなどアメコミ映画の要素は皆無と言っていいので、評価が低いのはしかたがない。オレは大好きなので近いうちにもう一度見る。
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