劇場公開日 2017年9月29日

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「k.u.f.uが足りない」パーフェクト・レボリューション クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5k.u.f.uが足りない

2020年3月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

「37secands」を観て熊篠慶彦という人に興味を持ち、この作品に至りました。

「37secands」のレビューでも書きましたが、自分の友人に熊篠氏と同様の車椅子の男性がおります。彼と友人になれたのは、彼は自分の価値観と近いからでした。
デジタルガジェットが好き、車が好き、ゲームが好き、映画が好き、お酒が好き、お金儲け大好き、女の子大好き。
そういう「普通」の話題で盛り上がれる要素が、他人同士を結びつける動機だし、そこからお互いを知りたくなっていくもの。
この作品には、そういった動機が薄くて軽い。

人格障害の所為もあるだろうが、清野菜名の言動が凄くノイズでしかなくて、「こんな娘がこんな僕を好きになった」という驚きを伝えたいのだろうが、だとしたらもっとリリーのナレーションを入れるべきじゃないですかね。
セリフの少ないリリーには、顔とセリフで説得力を持たせる小池栄子との画が似合っていて、2人だけのシーンはとても良い感じなのに、清野菜名が入ってくると画がうるさくなって観てるのが辛い。
「それが人格障害というものですよ」と言われたらそれまでだけど、伝わり辛いものを伝える工夫が大事。

余貴美子と岡山天音は無駄遣い。

クリストフ