劇場公開日 2017年9月29日

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「フィクションのようなノンフィクション」パーフェクト・レボリューション 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0フィクションのようなノンフィクション

2020年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

身体障害者のクマと人格障害者のミツが互いに苦労しながら、愛を探し求める物語。
僕も、やはり障害者と聞くと差別的に見ないまでも、少し構えてしまいますが、、障害者だろうとたかが人間。
恋愛もするし、性欲もある、当たり前のことです。
「障害者だから」というレッテルに縛られることなく、自分たちが生きたいように生きる2人の姿は真の人間の理想像であり、本当にカッコ良かったです。
話の中で2人は可哀想すぎるほどに困難にぶち当たっていくのですが、その苦しさを全く感じさせないクマのポジティブさとミツの笑顔からは、観ているこちら側が元気をもらえます。
フィクションかと思ったら、ノンフィクションだということで、ある程度は作り話なのかもしれませんが。しっかり物語になるくらいな壮絶な人生を実際の2人が歩まれたということに感銘を受けました。
全編を通してメッセージ性が強いものの、とても観やすくて、観終わった後には必ず笑顔で明るい気持ちになれるそんな作品でした。
リリーフランキーさんと清野菜名さんの魅力もたくさん詰まっていて、この2人だからこその映画に仕上がっています。

唐揚げ