劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレのレビュー・感想・評価
全90件中、41~60件目を表示
映画としては上出来
とりあえず映画のとしての出来としては100点だと思います
しかし原作者である武田綾乃さんの描いたユーフォのストーリーの良さが半減しているとも感じます。小説を読んでいる方は分かるかもしれませんが映画では描かれていない細やかな人間関係などが尺の都合により描かれておらず映画だと勿体ないなとも思います。
久美子たちの1年生の時は計24話(?)で完結しました。24話を時間に換算すると25分×24話=600分(10時間)ですが2年生編は1時間で2年生編を完結してしまったそう考えると先ほど述べたように勿体ないなと感じてしまいます…
僕自身小説を事前に読んでいたので本当にざっくりざっくり取り上げているなという印象でした。しかし上手くまとめて頂けたので違和感ない映画にはなったと思います。
この映画によって3年生編制作決定が恐らく決まるのであると思いますので期待したいところです。
肝心な内容ですが *下記ネタバレ含みます
1番最初のシーンで久美子と秀一の二人っきりのシーンをいれるのは反則です…思わずニヤニヤしてしまいました…汗そして秀一が告白しますが久美子の鈍感さというのでしょうか秀一が好きと言っても「なにが?」と言ってしまう久美子に久美子らしさを感じました。
内容飛びますがこの映画の中心人物である奏ですがこちらもいい味を出してますね、優等生な振りをして実は腹黒かったり実は弱かったり。中学の時のコンクールで先輩ではなく自分が選ばれ必死に努力したけどでもコンクールは厳しい現実を突きつけた、そんな奏が久美子に本音をぶちまくシーンは印象的でした。
あまり深堀するとネタバレが強くなるのでこれくらいにしますが映画的にはよいかなと思いました、ただやっぱり個人的にTVで2クールにわけてやって欲しかった感は否めません。
3年生編が制作決定されますように心からお祈り申し上げます。
ブラバンあるある
吹奏楽経験者なら誰しもが「あるある!」と言うエピソード満載。
細かいところで言うと練習番号を言うときに「ダイヤモンドのD」とか「ベートーベンのB」とか言うところも結構ブラバンあるある。特にDとBは解りにくいですからね。
経験者と高校初心者の壁、上級生より出来る一年とかこの辺も吹奏楽経験者には「あるよね~」と言う話でかなりリアル。
北宇治は人数が多いのでコンクールメンバーが選抜になるけど、人数の少ない高校ならそれすら出来ないので初心者抱えたままコンクールに出場する事になる。どっちが良いのか悪いのか…。野球やサッカーよりも吹奏楽はレギュラーメンバーの人数が多く、しかもただただ競い合うだけではダメなのが難しいところ。高校に限らず、社会人バンドでもどうしても人間関係のトラブルは付き物。
上手くなりたい人と楽しみたい人の壁もどうしても発生してしまう。
そしてどんなに頑張っても結果が得られる保証が無い…これは吹奏楽だけではなくどんな部活にも言えることだろうけど。
今回も演奏シーンは抜群でした。
みぞれのソロもフルで見れて良かった。
でも、今作品中ではみぞれと希美はほぼ登場してないので、前作「リズと青い鳥」やテレビシリーズ二期を観てない人にはちょっと解りにくかったかな。(気になった人は是非「リズと青い鳥」を!)この辺りはファンサービス的なものかも。
結局、久美子は成長したのか変わってないのか。
基本的には変わらないんだろうけど、いろんな事に気付いていく過程なんだろうな。
元々いろいろ持ってる子なんだと思う。
テレビシリーズ一期から観てきて良かったと思いました。
新作総集編のような
部活動青春映画の集大成
レギュラー争い、補欠にまわった者の身の身の置き場、先輩後輩の上下関係など体育会系の部活を経験した自分にとっては生々しく感じた。
感性や技術だけではなくて、努力や根気も才能だと痛感させられた。
改めて劇場版ちはやふるを観直したい気分になった。
久美子の2年生物語
次回作に期待
最高。
苦々しいぜ
期待が大きすぎました。
ふわふわもやもやな感じです
何かこう、ものすごく消化不良な気分になりました。
というのが、映画を見終わっての正直な感想です。
背景として、前作より学年がひとつ上がって、
3年生がいなくなり、新入生が加わって
新たな人間ドラマが描かれる。
それ自体は学園が舞台の王道でいいのですが。。。
登場人物が多すぎるのか、
新キャラの一部は存在感があまり感じられません。
後半はストーリーから消えてしまっているキャラもいます。
前作からのキャラも存在感が薄いような。。。
お話全体を通してなのですが、ストーリー全体としての
ピントがボケている感じがしました。
掘り下げ不足というか、詰め込み過ぎというか。。
原作を読んでいれば、また違った感想になるのでしょうか?
ただ、劇場版の2作目(届けたいメロディ)は、予備知識の
無い状態で鑑賞しましたが、すーっと作品の世界に入れまし
た。演奏シーンにはドキドキしました。
予備知識の有無だけの問題でも無さそうに思えます。
このシリーズは、これからも2作目のような「高揚感」を
感じられる作品であって欲しいと願います。
(あると勝手に想定して)次作に期待します。
ちなみに作画はものすごく安定しています。
さすが京都アニメーションです。
感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じ
た映画ファンもいるということで。
前二作の劇場版と比べて深みに欠けるように感じた。
前二作が冒頭でコンクールの演奏を聞かせて高揚感を抱かせてくれたのに、今作は学校での例の歓迎演奏でいささかずっこけた。
主人公の黄前久美子の恋愛関係、先輩後輩の関係といった人間関係を主に描いて、コンクールに向けての練習風景などは少ない。
もちろん、高校生にとって恋愛や学年間における人間関係も重要事項ではあるけど、もう少し練習風景を描いてほしかった。現役の吹奏楽部員はどう感じるだろうか。全国大会金を目指すための練習ってこんなもんじゃないでしょ。
そうそう、サンフェスもいささかがっかり。昨年北宇治の実力を見せつけたのに今年はこんなんでいいの?
また、もう少し「リズと青い鳥」のキャラと絡んだシーンも欲しかった。せっかくオーディションもあったのに梨々花ちゃんのオーボエも聞いてみたかった。
演奏シーンでホールの上から全体を描いているシーン。あれは3DCGだろうか。非常に違和感を感じる絵で、京アニにはあまり似つかわしいと思わなかった。
そうは言ってもやはりラストの演奏には心奪われてしまう。第一楽章から涙がボロボロでてきて困った。
なんか批判的なことばかり書いてしまったが、決してつまらない作品ではありません。最後まで夢中になって見てしまった。ただ、前二作やリズを見て、少々期待値が上がってしまっていただけです。
これから見に行こうかなと思われる方に。映画は最後まで見てくださいね。エンドロールで帰っちゃだめです。
やっぱり面白い、泣ける、凄い!
ユーフォ関連はアニメ1期、2期と劇場版(リズと青い鳥含む)を全部見ておりますが、この映画は昨年公開発表があってらからずっと楽しみにしてました。
ただ期待し過ぎると見た時にガッカリする事が他の作品ではありましたが、この映画そんな事はありませんでした。
作画、音楽、声優さんの演技、どれをとっても最高です。
若干のネタバレになりますが、中盤の雨のシーンと結果発表後の集合のシーンは、30超えたオッサンを泣かしてくれました。
周りに人が居なくてほんと良かったです笑
2年生になった久美子達に加えて、色々面倒な一年に少しだけだけですが卒業したあの人達も出てきて、それだけで見る価値があると思えます。
そしてエンディングでは次回に繋がる期待を持たせてくれる久美子の〇〇が……!!!
京アニの皆さんと声優さんに、本当に素晴らしい作品をありがとうと言いたいです。
そして願わくば恐らく次回が最終章になると思いますが、テレビ2クール(全24話位)プラス劇場版でキレイに終わらせて欲しいです。
ヴァイオレットエバーガーデンも絶対見ますが、ユーフォも可能な限り早めに公開して欲しいです。
色々書きましたが、とにかく最高!!
響け!最高!!
演奏が感動的
いい物だからこそ物足りない!!
とってもいい映画でした、作画良し、音もよしの響け!ユーフォニアムでしたが、今回は少しばかり物足りなかったです。
原作を見ていないので分かりませんが、久美子が2年になり、新しい吹奏楽部での風景が物足りませんでした。アニメの2クール分をぎゅぎゅーっと凝縮しているため、アニメで楽しんだ人間関係の悩みなどのドラマがあまり見られませんでした。もちろん新一年生と先輩との人間ドラマや、久美子と秀一などはとても良かったのですが、リズでやったからなのか、みぞれと希美の絡みもなく、ユーフォの3人の絡みもありませんでした。
そして、美玲や求のシーンがいまいちよく分からなかったです。何となく気持ちを読み取ることは出来ますが、短いのに頑張って入れた結果こうなったと感じてしまいました。
アニメ制作が無理だとしても、二部作などであれば良かったなって思いました。
久美子達が3年生の響け!ユーフォニアム期待してます!!!
途中途中のスマホ撮りがすごい気になる。
2年生になって「黄前相談所」の急成長
テレビの総集編的な前作と異なり、それでも原作通りのストーリー
原作でもコンクールのユーフォのオーディションの場面が最も泣けましたが、本編でもさらっと描かれていました 卒業生を送り出して、翌月には新入生を勧誘して先輩となる新高2生の久美子たち 新入生をサポートする担当になったとはいえ、悩み成長していく彼女の姿にも感銘を受けました 彼女が新部長になる原作2巻のうち1巻は先日発売となり、残る1巻も6月には発売されるようで、映画の次回作も期待が大きくなります 久美子と一緒に新入生の指導係を務めた加部さんの苦悩や存在感が大きかったのに、クレジットでは「吹奏楽部員」というくくり方で田所さんの名前があったこと、とても残念
個人的には中川副部長の存在ももっと描いて欲しかったな、と思う けどあまりにも盛りだくさんのエピソードで、それぞれ思い入れを持つファンのことを考えると、脚本も大変だっただろうと思いました(4月21日、なんばパークスシネマにて鑑賞)
なにがしたいのかわからない
※Filmarksにも同じものを投稿しています。
いったい何を映したかったのかよくわかならかった。
その原因のひとつだと思われるのは尺で、焦点を当てているキャラクターの数に対して時間が圧倒的に足りていなかった。
言い換えれば短い時間のなかで、焦点をあてるべき箇所をしぼれていなかった。
わたしは原作小説を読んでいたので新一年生たちが取る行動についていけたが、もし読んでいなかったら置いていかれていたと思う。
なぜなら新一年生、とくに美玲がサンフェスで取る行動について、そこに至るまでの過程があまり描かれておらず、それゆえ問題の行動が突拍子もなく起こったように見えるからである。さらにその前後でキャラクターがどのように変ったのかも描かれていないため、キャラクターの成長もいまいち感じられない。
原作ではとても生きていた加部友恵も映画では何で出てきているのかよくわからなくなっていた。
小日向夢を出さないなら加部友恵の話も切ればよかったのではないか。
月永求の描き方も雑で、これなら焦点を当てない方がましだった。
そして優子と夏紀の扱いに至ってもとても雑だった。
また途中途中で携帯の動画撮影画面を意図した演出が取られていたが、これもなぜこのような演出をしたのか意味がわからなかった。
監督の話では久美子の物語にしたかったとのことだったので、それならもっと久美子に焦点をしぼって話を切っていくべきだった。
つまり久美子・奏・夏紀のユーフォ三人と秀一・麗奈ぐらいに焦点をしぼるべきだった。
それが出来ないなら前編・後編と分けて作ってほしかった……。
ただ奏の捉え方が原作とアニメではかなり違う。
原作で奏が言う「頑張るってなんですか」は、三年生との関係のなかで自分が頑張っても喜ばれないという点での言葉であり、自分の頑張りを評価してほしいということを意図したものだった。その意味で奏は久美子のように流されていたわけではないし、よって「悔しくって死にそう」というところに繫がる言葉ではなかった。
原作に忠実でなければならないとは思わないし、原作のままだと美玲と被る部分もあるので奏をかつての久美子を重ねてた存在として描いたのかもしれないけれど、それならばもう少し描き方を変えた方がよかったように思う。
というか美玲のところは切ってしまって、その点も含めて全部奏の話として展開すればよかった。
個人的に唯一よかったのは県祭りの久美子と秀一のシーンだった。
なぜかと言えば、秀一との関係の変化は久美子が自分と向き合った結果だから、言い換えれば時の流れによってではなく久美子が自らの意志で選んだ変化だからであり、その意味でテレビシリーズと比べて久美子の成長した姿が見えたからである。
全90件中、41~60件目を表示