劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレのレビュー・感想・評価
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個性的な後輩たち
昔購入したブルーレイで久々に鑑賞。
久美子が2年生になり、後輩ができたことで新たな問題に直面します。
今作で新たに登場した低音パートの後輩は、みんな個性でした。中でも、ユーフォニアムの奏は天然で穏やかでありながらも、小悪魔のような一面がどこか可愛かったです。それぞれの悩みにも共感することができ、特に美玲が周りとの関係に馴染めない所が自身と重なり、彼女の気持ちを強く理解することができました。
また、自由曲の「リズと青い鳥」はとても聞き心地のよい曲調で、特に第3楽章冒頭のフルートとオーボエの掛け合いに癒されました。
先輩としての大変さや後輩が持つ悩みの両方について考えさせられた物語でした。
ドキュメンタリーっぽい作り込みに磨きがかかった
TVシリーズは久美子たちの1年生編で、今回の劇場版は2年生編となる。相変わらず密度の濃いドラマと見事な演奏作画が素晴らしい。写実的な描写にますます磨きがかかり、スマホ動画風の映像もかなり手がこんだ作りになっている。ドキュメンタリーっぽいものが好きだと再確認したと石原監督がBDの座談会で語っているが、映画全体で一層のリアリティを獲得したように思う。単にフレームを切っただけでなく、スマホのレンズに合わせて広角を作るなど、細かいところまで工夫しているようだ。
TVシリーズでは後輩の立場だった久美子たちが先輩となり、後輩たちを指導していく。新1年生たちがくせ者ぞろいでまた面白い。2年生は上にも下にも気を使わないといけない中間管理職的な苦労があるが、そういう苦労がよく描けている作品だった。
久美子たちの3年生編の制作がどうなるのかまだわからないが、いつまでも待ちたい。
テレビアニメでも見たかった
タイトルは原作でアニメ化して欲しかったエピソードが
かなり割愛されてるからで
劇場版アニメとしては完璧な出来
高校2年生の吹奏楽部員の主人公
黄前久美子が1年生指導係に就任したら
低音パートに来た1年生が
天真爛漫な鈴木さつき以外の3人みんな
それぞれめんどくさい性格という久美子奮戦記
月永求は川島緑輝に任せ
鈴木美玲は何とか攻略したものの
最後の敵(?)久石奏がなかなかの強敵
実力はあるのに故意にオーディション落選しようとするのは
部内での人間関係に忖度したせいという
昨年の高坂麗奈とは逆方向の問題児
だが同様の過去を持つ久美子の説得で無事解決
なのに関西大会でダメ金(金賞だが全国大会には進めない)
というビターな結末
奏は「悔しくて死にそう」魂を久美子から伝授され
新部長に就任した久美子は来年を目指す
以下娯楽作品としての見どころ
鈴木さつき可愛い
奏に振り回されあわあわする久美子
久美子と秀一の拙い恋愛
サンフェスでポンポン持って謎ポーズのみぞれ先輩
葉月とさつきの掛け合い
優子部長と夏紀先輩との掛け合い
「リズと青い鳥」フル演奏
みんなのいないとこで号泣し
みんなの前では立ち直り鼓舞する優子部長
等々
本作公開後およそ3ヶ月後に
あの放火事件が起きた
そのせいで本作再始動まで5年もかかってしまった
(プレ再始動のアンコン編がその1年前にあったが)
もしもあの犯人が本作を見ていたら
1回落選したぐらいで狂うことも無かったかも知れない
まあ実際には本作公開当時には
既にやさぐれて見てないようだけど
なお鑑賞日は映画館で初めて見た日付で
それ以前に円盤で何度か見てます
面倒くさいな、一年生
京アニの絵は実写に近いが金管楽器の光沢など実に良く描けていましたね、演奏も洗足学園のフレッシュマン・ウインド・オーケストラだからお見事です。
2年生になった久美子が1年生の指導に苦労するお話ですが、正直、青春ドラマでおじさん向けではないのでかったるい、久美子の「面倒くさいな、一年生」は同感です。
JAZZ好きということもありブラスバンドものでは「「スウィングガールズ(2004)」がお気に入り、本作は演奏シーンが少なく残念、ラストシーンの奏じゃないが関西大会で優勝したのになぜ全国大会に出られなかったのか納得できませんでした。
恋愛より部活、女子部員たちの話
北宇治高校吹奏楽部の黄前久美子が主人公。
部員たちとの会話が面白い。
部長に就任した吉川優子のスピーチもすばらしかった。
久石奏のセリフも胸に刺さった。
なかなか充実した内容で満足。
エンドクレジット後のオマケも良かった。
なかなかのイケメン男性も登場します。
泣ける
高校生活のほとんどの時間を部活に費やした人間であれば「何でこんなに部活を頑張ってるんだろう」と疑問に思う瞬間に立ち会ったことがあるはずだ。
その答えはきっとがむしゃらに走り続けている高校生活では見つけることができないと思う。
時が立って大人になってからあの頃を客観視出来るようになってから気がつくものだ。
だからこそ、辛いけれどそれでも「上手くなりたい!」と練習に励む高校生たちに心打たれる。
チューバではない
2024年3月27日
劇場版 響け!#ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~ (2019年)鑑賞
高校の吹奏楽部を舞台にした #京都アニメーション 制作の映画第2弾
2年生になった主人公が後輩たちに手を焼きながら全国大会金賞を目指す
久美子が新部長か
純文学のようだった
NHKプラスにて、いきなり本編のみ視聴。
テレビシリーズからの劇場版らしいが、まったく前後を知らずともおいて行かれることなく見る事ができ、まずそこにびっくりさせられている。
絵柄とは裏腹の、シビアで生々しいエピソードが織り込まれた群像劇は、舞台となっている吹奏楽部に限らず様々、当てはまるようで、侮ってはならないと思わされた。
その走ることなく繊細にじっくりと描き込まれた物語は純文作品さながら、
時代を問わず、流行りすたりを越えて通じるものではと感じている。
京アニ作品は他に「ヴァイオレットエバーガーデン」を見ただけだが、
多くのファンがつく理由がようやく呑み込めた気がしている。
何気ない日常が輝いて見える時‼️❓
京都アニーメーションは世界に誇るアニメの聖地だと思う。
高校生の吹奏楽の特別でない日常が、青春の一ページを刻む、それが一人一人が個性ある特別な存在、であることを思い出させてくれる。
今更ながら、この映画を形取る多くの才能ある人達のご冥福を祈念する次第です。
京アニは我々の誇りであり希望の礎です、ありがとうございました😭
映画でやらなくてもよかったんじゃないですか?
友人に勧められ今更アニメを視聴。一気に視聴し、映画まで視聴した。
アニメ本編は久美子の高校1年生の活躍を描いていたが、今回の映画では2年生となった久美子の成長を描いていた。
新しく1年生が入ってきたことにより、久美子に下級生ができたということに焦点を当てるため、1年生との話が厚くなっていた。1年生はめんどくさいキャラが多く、自分がうまく立ち回れているつもりの人物が多かった。久美子が言うようにめんどくさく、一番立ち回りがうまいのは結局久美子だった。
アニメ中も思ったが、学生たちは”部活”というあらゆる問題を抱えたコミュニティに所属していることにより悩みが絶えず、視聴中ずっと自分の中で部活とはなんと愚かなものなのだと感じた。まあ私も所属していたのでその時は特に気にしていなかったが。つくづく先輩だ、後輩だ、大会だ、顧問だ、教育だ、勉学だ、なんだとうるさい。
話の大半を1年生のお悩み相談に費やしたことにより、3年生の話が、全くなかった。アニメを見ていた身としては、ぽっと出の1年生なんかより、思い入れが深くかつ魅力的なキャラクターが多かった。
優子と夏紀の部長、副部長としての絡みがもっと見たかった。希美とみぞれの絡み、加部と久美子の話などもっと見たいものが多かった。しかしそんなものは尺の都合上バッサリ切り捨てるしかなく、最終的に全国金賞を掲げていた北宇治高校は関西大会ダメ金で終わり、出場することができず終了した。最後の挨拶で優子が下級生に対して話をするときにも彼女は泣くことはなく堂々としていた。そんな彼女の話をもっと欲しかった。
割と3年生の話がなかったのはショックだったが、話はうまくまとめられており、大会の間の話をテンポよくまとめていたのはとてもよかった。ただ、2クールでアニメを作ってもよかったのではないかと思う節もある。
見た目はマジ天使系、中身は腹黒のユーフォ後輩との息つく暇もなき変奏曲
原作は武田綾乃の同名小説。
石原立也監督で、安定の面白さを約束してくれます。
【ストーリー】
学年が上がり、二年生となったいつもの四人組は、クセのある新入生の教育という難しい立場に置かれてしまう。
心身充実のこの時期に、演奏のスキルアップを図りたい久美子だが、次々と面倒ごとに巻き込まれては駆り出される日々。
優れた奏者も多かった、卒業した最上級生とのあれこれあった事から、あまり関係の上手くいかなかった一年上の先輩、トランペットの吉川優子が部長に就き、副部長には自分がポジションを押しのけたユーフォの中川夏紀が就任。
そして持ち込まれる新入部員たちのトラブル。
来たる関西大会、そして全国への道はどうなる?
主人公・黄前久美子の吹奏楽のモチベーションの象徴であり、演奏とラブ牽引役の高阪麗奈、チューバくん与えておけば安定した演奏をみせるサファイア川島、まだまだ未熟だがおでこの光と熱量抜群の加藤葉月、そしてゾロゾロ増えた新一年との、待ちに待ったメインストーリー続編。
いつもの天然系不幸体質腹黒少女・黄前久美子を主人公に、二年生に進級した彼女たちの新たなる戦いのステージが始まります。
今回は久美子の作業量が飽和して、かなりアップアップです。
高校までの部活って、学年差が二つだと完全に大人と子供の扱いになりますが、差が一つになると付き合う時間も長くなり、ライバル心が芽生えて揉めてしまう事も多々ありがち。
高二の部活って、だから本当に大変なんですよね。
その辺上手く描いてるなあと、上下からせっつかれる二年生たち(主に久美子)を見て思いました。
京都アニメらしい臨場感あふれる楽器演奏の演出を、さらに突き詰めた本作。
そして三年生となった久美子たちの新テレビシリーズは2024年放送予定です!
なんとも言えない絶妙な間の取り方がくせになる
アマゾンプライムでTV版が配信されており、それを観終わった後流れでこちらの劇場版も視聴。アニメ版から続けて観たこともあり、若干展開の早さら感じたものの、テレビ版を踏襲しつつ話の広がりも感じられ、満足度は高かった。テレビ版も含めてこの作品の絶妙な間というか、微妙な独特なテンポが好きでクセになる。
無理があった劇場版
今更ですが見ました。原作は読んでませんがアニメはTV、映画版全て観てます。
正直な所イマイチというか全く物足りませんでした。
これが届けたいメロディのように全国大会へ行けなくて自分ががっかりした、スケールダウンしたことによるものなのかなと考えました。
しかしそうではなくダイジェストのようになっていて全国は行けなかったけど全力を出し切ったという描写が圧倒的に足りなかったからだと考え直しました。
新入生か3年生、片方を取り上げればどちらかが片手落ちになるのはしょうがないのでしょう、1クール、もしかしたら2クールくらい必要だったのでしょう。
良かった点はリズと青い鳥の演奏が聞けたこと、久美子と麗奈の描写くらいでしょうか。
でもリズを出すならみぞれと希美にもっと時間を割いて欲しかったし、リボン先輩と夏紀先輩の描写はとても満足の出来るものではないし本当に残念過ぎる出来でした。(個人的にはリボン先輩と夏紀先輩に焦点を当てて欲しかった。あれで終わりとか悔しくって死にそう…)
部活動におけるリアルなコンプレックス
2年に進級し1年の指導担当となった黄前はそれぞれのコンプレックスに対面することになり…。
劇場版2作目。未経験の上級生と経験者の新入生の溝がリアルに描かれるので未経験入部経験勢には割とキツい。3年生編は大団円で終わってほしいです。
もったいない
原作の二部、久美子の二年生、のぞみとみぞれ、リズと青い鳥のエピソードを抜いた部分が今回の映画でしたが。
もったいないですよね、何故テレビでやってくれないのかな?と思いました。
ストーリーは分かるけど、はしょりすぎて描写がぼやけてる感じ。
この時間で上映だと、オリジナルで一つエピソード作って他はテレビでって言うのが希望ですよね。
良かったのは良かったです。心が痛かった夏紀のオーディションとか、はずきのシーンとか。ED前の後輩に涙を見せず、声をかける優子とそれを支える夏紀の関係や。
見たい部分は映像になっていましたが。
ただ、もうもったいない気持ちが一杯です。
吹部でアオハル。いやー、こんな美女揃いの部活なら私も入ってた(笑)...
吹部でアオハル。いやー、こんな美女揃いの部活なら私も入ってた(笑)京アニはもはや普通人が描けないのでは。が、ちょっと区別つけにくい(笑笑)
吹部あるあるが次々と来るが、大きな話ではないので、正直、話的にはそこまで(先輩忖度演奏事件が最大か)
シリーズ他作、全く未見の者の感想です。この高評価、吹部に携わった人が多いのが感じられます。運動部よりきつい文化部、恐るべし。
BS12
あっさりしすぎではないか?
私は夏紀先輩推しなので終始奏という小娘にムカついて全く心情が共感出来ませんでした...あとあまりにも尺が足りない。アニメ1期2期で思い入れがある夏紀先輩の代がここまであっさり描かれて終わるのはちょっと...
ただ1年生のみっちゃんがとても可愛かったので続編ではもっと活躍してほしいですね。もう公開されてから3年が経とうとしてますがいつまでも続編待ってます。マジで久美子3年生編はアニメでやってください...
冷静になって見直してみた感想
初見から2年経って、良い感じに記憶から抜けた。(初見の感想は下の方に残しておく)更にテレビシリーズ第3期の開始前、先行上映イベントの前日に再履修しました。
これはテレビシリーズへの期待を込めての感想です。
冷静に見ると入り切ってない。半年くらいの期間を100分に納めるのには無理を感じた。新キャラが登場する新学期、個性を見せつつそこでの悶着だけでもかなり時間がかかる。オーディションがある、合宿もある、府大会は完全スルー。だったら橋本、新山は無しで良く無いか?
丁寧な積み上げが最終回に向けて爆発する、そこでの目線やカット割で丁寧に魅せて、感動の方向を束て決定的なスイッチを押すのが京アニの醍醐味だと思う。つまり積み上げがすごく大事だと思う。その点、Blue Giantは完璧だった。細かい逸話を全て最後の演奏に込めた。響けも同じ事をしてたはずだったがちょっと要素が広がり過ぎた。結果、スポットを当てたのが久美子と奏なのだろう。そう考えると「リズと青い鳥」って選曲は失敗だろう。ソロを吹くからフワッと描かれるのぞみとみぞれ。ポツンと描かれる麗奈。このモヤっとは映画「リズと青い鳥」で描かれることになるのだが、誓いのフィナーレ単体で観た時に不完全だ。結果的に上っ面をサラッと舐めただけの事象がいくつか出来てしまった。成立させるために切り捨てた結果だとは思う。切り捨てることの難しさ、逆を言えば必要なシーンの選択としては最善かも知れない。が、やはり物足りないと言うのがいろいろ考えた上での感想になる。
やはりテレビシリーズくらいのボリュームがこの作品には必要なのかも知れない。そう考えると4月からの新シリーズが楽しみだ。1〜2話特別上映イベントまで1時間を切った。楽しんできます^_^
【以下、2022年1月3日視聴時の感想 初見】
まともに評価できない
評価点:4.5
地元民であるため、いろんな意味でまともな評価はできません。
自分の暮らした場所が残されている一連の作品はただただ思い入れの深い大切な作品です。
紆余曲折を経て演奏される楽曲と共に描かれるシーンにはセリフも説明も必要ない。
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