真っ赤な星のレビュー・感想・評価
全12件を表示
【”青い空の中、優雅に滑空する赤いパラグライダーと、天文台。そして一夏の哀しい体験。”年齢差のある二人の女性の一夏の共依存関係を描いた作品。】
■片田舎の病院に入院した14歳の陽。
彼女は優しく接してくれた看護師の弥生(桜井ユキ)に、特別な感情を抱き始めていた。
だが退院の日、弥生が突然看護師を辞めたことを知る。
1年後、陽は弥生と再会するが、彼女に過去の優しい面影はなく、体を売って生活をしていた。
◆感想
・桜井ユキさんは、「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY」を見て初めて知った女優さんである。当時、邦画であそこまでの濡れ場を演じる女優さんは少なく、驚いたモノである。
・今作を支えているのは、矢張り元看護師の弥生を演じた桜井ユキさんであると思う。
時折見せる優しい顔、陽の愚かしき母と紐男に線路脇で”こいつがあの子に何をしたか知ってんのかよ!”と鬼の形相で詰め寄る姿。
・不倫相手のパラグライダーの教官(毎熊克哉)のハッキリしない態度に苛つく弥生と、彼女を慕う居場所の無い陽。
<今作は、歳の差はあれど辛い日々を過ごす二人の女性が、徐々に惹かれ合い共依存の関係になって行く様を、鮮烈なタッチで描いた作品である。>
狙って撮っている感がマジ胸糞悪い!
開始5分で「あ、これダメなやつだ!」と分かった。
一応最後まで観たが、思った以上の酷さだった。
よくある監督の自己陶酔映画。
撮っていて自分に酔っぱらっちゃっている。
狙って撮っている感がマジ胸糞悪い!
監督の「イイだろう!?この感じイイだろう??」
という心の声が観ていて感じる。
ここまで監督が自己陶酔している映画を久々に観た。
見終わった後の不快感たらありゃしない!
青い鳥文庫を思い出す
良い。
「真っ赤な星」とは何だったのでしょうか。
故郷がロケ地になっていると聞きましたので、それだけで見に行きました。救いのないような筋書きですが、小松未来さんがとにかく切なくて良かった。最初はゆっくりと進行する、ちょっと間延びした感がありますが、後半は目が離せなくなります。ラストは「え!」と言う感じで終わりましたが、監督はあれで終わらせたかったのでしょう。
つっこみどころ:弥生のアパートは鉄道の音が聞こえるので多分西武線沿線の設定でしょう。そこから○○天文台(名称を書くとネタバレになるので)まで簡単に歩いて行ける距離ではありません(もし歩けば数時間かかるはずです)。
もう一つつっこみどころ:天文台の望遠鏡のそばでタバコは吸うな、レンズや反射鏡にヤニが付いたらどうするのだ。
でも、小松未来さんが○○天文台の望遠鏡をのぞくシーンは(極めて個人的に)泣けてしまいました。今から45年ほど前、私もこの望遠鏡をのぞいたことがあります。
分からない点はひとつ「真っ赤な星」とは何だったのでしょうか。
いろいろ気になったところは書いてしましたが、もし、機会があればもう一度見たい映画です。
面白かった
主題歌のHump Back「クジラ」が凄くいい
エンドロールに流れる主題歌、Hump Back「クジラ」が凄くいい。
主人公の2人の女性の性格、置かれた状況の真逆とも言える、叫びたい、走り出すようなテンポの曲を使う事で、描かれていない映画のストーリーの先がこうあって欲しい、もしそれが悲しい結末だったとしても生まれ変わったあと、こう生きて欲しい、もし近い境遇の女性がいたら閉じこもらず自由に生きていいんだよといった監督からのメッセージであり、映画全体を締める「救い」の曲だと思った。
細かい演出、原色の扱いとモノトーン、カメラワーク、そして音楽どれひとつとってもメッセージ性があり、そのカットやシーンが誰が誰を想うものなのかを捉えながら見ると、ゾクッとすることがある。一緒に観た友人との答え合わせが楽しかった映画は久しぶり。もう一度見に行きます。
痛みを感じる
鮮烈な印象
大祐君が良い奴だった。
学生映画でしかない
全12件を表示