「移民の現実、隣の芝は青い」リベリアの白い血 琺瑯さんの映画レビュー(感想・評価)
移民の現実、隣の芝は青い
リベリアからアメリカへ。出稼ぎに出た移民のお話。
過酷な労働と貧しい生活から何とかしようとアメリカに渡ったものの、そこで遭ったのは同じような貧しさと世間の厳しさ。
移民の大半は豊かさと希望を求めて異国へ向かうが、そこで得られる賃金も僅かばかりで本国で暮らしているような大変さが窺える。唯一良い点は安全さだろうか。
しかし本国の人間は移民となった人間に妬ましさを覚える。きっとアイツは稼げているに違いない。大金持ちだ。そうしていつか機会が訪れれば移民となるのだろう。
異国で暮らすこと、また本国に対するジレンマがこの作品からは感じた。
コメントする