「世間はそれほど甘くないことを描きたかったのか」リングサイド・ストーリー 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
世間はそれほど甘くないことを描きたかったのか
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「リングサイド」で戦うひでお。
役者の夢を捨てきれないひでお。
この二人がどうも繋がらない。
殆ど俳優・瑛太のアドリブ?で
何とか作品としては成り立っている。
笑える作品ではあったが、わたしにとっては、消化不良な作品に終わっていると感じた。唯一カナコが、ひでおの昔の役者として無我夢中で演技をしているDVDを観て涙している所で、一つの作品として評価できる。どうしようもない男であってもどこか熱いものをもつひでおを好きで仕方がない点は、私には十分伝わった。この先、ひでおは、俳優としてのチャンスが巡ってくるのか?
自分には俳優としての素質がないことに気付いた見切りをつけた時、ひでおはどうなっていくのかという所は全く描かれていない。その部分でエンディングになってしまっている。何とも煮え切らない作品であった。
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