父親が首を吊り母子家庭で暮らす兄弟だったが、母親が「星座」の病気で入院した為に、クリスマスまで暮らすことになった施設での話。
決して優等生ではなく、褒められたものではないところもある子供達だが、1960年代にデンマークの養育施設で実際に起きていた暴力や虐待を元にしているというのが衝撃的。
時代背景もあるし、体罰を完全に受け入れられない世代ではないけれど、躾という名のもと繰り返されるあまりにも酷く理不尽な暴力に怒りすら覚える。
かなり偏っているだろう描写が多いし、少しファンタジックなところもあったけど、一歩踏み出し変わり始める展開に「きっと、いい日が待っている」よと声を掛けてあげたくなる。