ウィンター・ウォー 厳寒の攻防戦 オリジナル完全版のレビュー・感想・評価
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この映画はフィンランドがNatoに加盟する事に反対なのだろうか?
『なぜ陣地が重要なんだ?』と言って、死んで行く兵士。言い換えれば
『二百三高地』ならば『なぜ二百三高地が重要なんだ?』になる。
時間が長いのは良いが、長い割には語る事が少なく、迫力と緊張感が無い。最初に語られる家族関係など関係なく『パーヴォ』の名前くらい覚えておけば良い。
兎に角、戦争ごっこを、長時間見る事に耐えなければならない。プロパガンダ映画だが、これで、愛国心も湧いてくるのだろうか?
最前線の苦労を語るのは良いが、サウナに本当に入ったのだろうか?なぜソ連兵は途中で戦いを止めるのか?色々疑問が残る。戦闘映像も石○プロ○ーションの『大都○PAR○2』の爆破シーンよりもチープ。
上映は残り20分くらいだが、まだ、この映画のフィンランド人は気付かない。『ひたすら、耐えても駄目だ』と言う事を。
本当の歴史は語っている。フィンランドがソ連の侵略から自国を守れたのは『狙撃』や『ゲリラ戦』なのだ。隠れて確実に撃つ。それしか無いのだ。
また、ソ連も単純に兵士を行軍させる訳が無い。戦闘機があるのだから、敵陣地の後方を爆撃して、最前線の兵站を絶つ戦法にでる。最前線のサウナ等もってのほかだ。
フィンランド軍もサウナ入って入る時間があるなら、戦車を破壊する仕掛けを講ずるべきだ。たぶん、実際のフィンランド人はその方法は取っていたはずだ。
また、このあと、第二次の戦いがある。ひょっとしたら、第二次でフィンランド軍は豹変したのかもしれない。そう、フィンランド軍はナチスドイツの支援を受けるのだ。そして、レニングラードはこのあと、かの有名な『飢えの悲劇』をむかえる運命にある。ショスタコーヴィチの『レニングラード交響曲』がそれを語る。
歴史とは一筋畷は語れないと学習すべきだ。
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