「ピンクの蕾」パーティで女の子に話しかけるには いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
ピンクの蕾
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「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」を観たのはテレビ東京の夜中の映画で。その毒々しいしかし強烈なメッセージ感は未だに忘れられない作品である。その監督の作品と言うことで、どれだけのハイテンションムービーなのかと期待しての鑑賞。
結論から言うと、進化に著しく華麗に飛んだ出来映えであった。プロットとしても興味深いSFテイストな構成になっていて、その下地に、下品で粗野なパンクや前衛音楽、R&Bやポップスと素敵な音楽がシーンを彩る内容となっている。異星人達とパンク仲間との攻防というか触れ合いや、イギリスの寂れた街角や、異星人達の借りている一軒家の中の出来事等々、多重的に意味を持たせていて、映像としての華やかさを演出している。ただ、それにも増して、主人公役のエル・ファニングのキュートさには一発で持って行かれた。アイドルとしての地力が非常に優れている女優さんである。ラストの展開は中々涙を誘う難い演出でこれも又秀逸である。『♪生きたまま食べて ママ』の曲は、流行っても良い位のパンクロックだ。
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