「1977年のロンドン郊外。パンクスのエンは仲間と風変わりなパーティ...」パーティで女の子に話しかけるには よねさんの映画レビュー(感想・評価)
1977年のロンドン郊外。パンクスのエンは仲間と風変わりなパーティ...
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1977年のロンドン郊外。パンクスのエンは仲間と風変わりなパーティに乱入して不思議な女の子ザンと出会う。素っ頓狂なことばかり言う彼女はてっきりイカれたアメリカ人だと思っていたら実は絶滅の危機に瀕した異星人の末裔で・・・からのケッタイな青春譚。
曇天のロンドンで繰り広げられるバカ騒ぎは実は異星人の仕業で、彼らもまた社会のルールに雁字搦めでフラストレーションを溜めていたというどうかしている解釈が意外と70’s末期の空気感と相性よし。地元のパンクスを束ねる女ボスをニコール・キッドマンが『ラビリンス 魔王の迷宮』に出ているデビッド・ボウイみたいな出で立ちで素っ頓狂な演技をブチ撒けているのが感動的ですが、やはりエル・ファニングの美しさが驚異的で、『スーパー8』、『20センチュリー・ウーマン』に続く70’sヒロインをまた全く異なるアプローチで軽快に演じています。パンクネタなので昨今の若者にはピンとこないのか、客席は自身も含め色々拗らせた風のアラフィフばかりが目立っていましたが全員きっちりクレジットを最後まで見届けてから席を立っていったのが印象的でした。
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