「フィクション映画です」ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女 オパールさんの映画レビュー(感想・評価)
フィクション映画です
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映画の最初に、この作品はフィクションだと明示されます。
小説を映画化した作り話・物語だと納得して鑑賞すると、大ラブストーリー待っています。かわいそうなプリンセスを一生をかけて救いだす男のファンタジー映画です。
老けメイクをも厭わないソン・イェジンとパク・ヘイルの抑制の効いた熱演も静かな情緒を醸し出します。生きぬけるためさまざまな変わり身を見せる悪役ユン・ジェムンも存在感があります。
おとぎ話として見るなら、囚われの身の翁主が、祖国に戻ることができて、めでたしめでたしといったところでしょう。往年の映画「ラストエンペラー」に通じるラストシーンも良かったと思います。
しかし、日本人の歴史的認識と随分違うものだと思いがめぐります。が、最初にフィクションだとはっきりいわれてしまうので、その思いは映画を見るにつれ封じこまれてしまうのです。
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