「知事抹殺」の真実のレビュー・感想・評価
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正直内容は薄い、だが知っておくべきことだった
自分は宮城県出身で大人になってから福島にきたのですが、子供の頃にこの知事さんが悪いことをして逮捕されたというニュースは見ていたのでなんとなく自分の中では「悪い人」ってイメージがありました。おそらく表面的にサラッとニュースや新聞を見ている方々は同じように思っていたと思います。
今回なぜこの映画を見たかと言うと予告編で実はこの方が冤罪でしかも震災前から原発に対して反対や異議を唱えていたことなどが出てきて「こんな人だったのか!」となり見に行きました。
誰も見に来てないだろうと思ったら平日にも関わらず意外にもたくさんの方が見に来ていました。
正直、内容としては前半なんかは本人が語る感じでだいぶ薄い内容です。
ただそれは冒頭にもあるようにあらゆるこの事件の資料提供を拒否されたとあるので、自らが語るということでしか埋められなかったのかなと思います。
しかし何より驚いたのはメディアが容疑者を作り出すことはわかっていましたが、検察や司法なども政治の圧力や権力に従い、事件をでっちあげて潰そうとしてくること。
そんなことが昔からこの国で行われていることに本当に狂っていると思うし、許せないと思います。権力や利権ズブズブの政治家や一部企業ばかりが潤う現在の世の中。
本当にそういったことやそんなことに巻き込まれた事実がこの福島県であったことが恐ろしいなと思いました。
サブスク配信などすればいいのにと思いますね。
ま、でもサブスク配信もメディアが絡んでる以上自分らに都合の悪いものは流したくないでしょうから無理なんでしょうね。
「知事抹殺」の真実 追悼トークイベント付き上映
福島原発事故を考えたいすべての人に観てほしい映画です。
2011年この映画に登場する佐藤栄佐久知事が、福島県の知事でおられたら何もかも違っていただろうという声を、いろいろな方から聞きました。
この映画は2006年冤罪で知事の座を追われるように去った佐藤栄佐久元知事の半生を描いた映画で、知事でおられた時にどのような仕事をされてきたのかということも丁寧に描いてあり、こういう方が知事であってくれたならと、福島県に縁のなかった私も思いました。
映画は、えん罪が相当上の方の指示があって、作られたことを示してくれています。上の方とはどこだったのか。。。原発事故を二度と繰り返したくない私たちは、忘れないで注目していたいと思います。
●現代日本の闇。
日本のジャーナリズムは死んだのか。本作は映画の域を超えてしまったのか。
誰も声を上げない。誰も関わろうとしない。レビューはないし、観客も「えっ」てくらい少ない。
公式ホームページでは善意ある識者のコメントがあるものの、いろんなところで忖度されてる。
よくぞ映画化を。よくぞ上映を。関係者の勇気と尽力に感謝。
さまざまな壁にぶち当たっただろうことは想像に難くない。
共謀罪。治安維持法。権力が集中する怖さ。
ヒョイヒョイと平気で長いモノに巻かれる一部報道機関。
これじゃ誰しもしょっぴかれてまう。どっかの国を笑えない。
映像の向こうの世界じゃない。私たちのすぐそばにある冤罪。
あの日まで佐藤栄佐久が知事であったなら。
過去は変えられないけど、忖度して声を上げない社会に明日はない。
出る杭は打たれる。そんな日本にはしたくないもんだ。
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