DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団のレビュー・感想・評価
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「いいぞ、もっとやれ」
【感想文は、ネタバレ無しでいきます】
DCの映画といえば、『ダークナイト三部作』『ティム・バートン版バットマン』『スーサイドスクワット』くらいしか見ていない自分。それでも、今作を観ていて極端なキャラ崩壊は無かった気がします。むしろ、鷹の爪団とヒーローたちの結託はうまい具合に成功していたという印象です。
久しく観ていなかった鷹の爪団のギャグセンスも、やはり存分に発揮されていました。ところどころに散りばめられた現代社会の風刺も、今の日本の問題を的確に指摘しています。
誰も観たことのないような異色の組み合わせでしたが、私はもしこの続編があるなら是非観たいです。むしろ、他のヒーロー、他のアメリカ産キャラクターを加えても、 FROGMANさんは違和感なくコラボしてくれるという安心感があります。
カクカクアニメに加わった戦闘シーンも、これでもか! というくらい熱いシーンで、久々に良いものを観ましたね。
今作のテーマにも一枚噛んでいる、「予算」。おなじみのバジェットゲージだけでなく、今回の重要なポイントとしても、良い使われ方だったと思う映画です。ただやたらに有名な声優さんを起用するのではなく、キャスティングにも力を入れていたのが良かった! 今の映画業界にも届け、この思い。
この調子でDLEさん、どんどんやっちゃってください!!
(以下、ネタバレのパレード)
【DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団はこんな映画だ】
1.アクアマンはサバ夫
2.バットマンは安定の引きこもり
3.ワンダーウーマンはみんなのお母さん
4.フラッシュはチャラい
5.サイボーグが高木渉だ
6.スーパーマンがアホになる
7.ジョーカー役・安田顕さんのすごさがわかる
8.久々に鷹の爪団を観て→「なんだあのコウモリ」
9.バットマン復帰のシーンが最高に熱い
10.途中、トラスフォーマーの映画になる
11.「君の名は」
12.島根のアピールも忘れないところ、流石です
13.デラックスファイターはやっぱりどうしようもねぇ
14.ハーレイ・クインの見せ場をもっとくれ
15.ペンギンがなんかイケメンなんですが
16.タイトルコールは大塚明夫
17.鷹の爪団(を作ったDLE)に、今すぐ映画作れるくらいの予算を渡したくなる
というわけで、「いいぞ、もっとやれ鷹の爪団」。
笑える豪華なやりたい放題
やりたい放題な面白映画!
いやー面白かったわ!
最初に鷹の爪団の映画解説も入り、初心者にも優しい映画
そして容赦なく挟まれる金だの予算だの政府だのへよ皮肉めいたキャラや展開、そしてスポンサーの広告笑
時事ネタアニメ映画ネタもモリモリで観ているとニヤニヤが止まらない笑
さらに安定の島根押し!
これぞ鷹の爪団!
また最後の戦闘シーンの豪華さ!
バットモービルムダにカッコイイ!
本家DCもこんくらい明るくした方がいいかも?笑
まあ、DC大好きな方には色々言いたいこともあるのかな?鷹の爪団だからこんな感じでOK笑
テラハネタ、昨今の映画ネタ(君の名は、ゴジラ、アナ雪)、時事ネタ、アニメネタ(深海、庵野)盛りだくさんでとても笑えるので大満足!
声優は豪華だし、タイトルコールが…もう!(スネェェェーク!)予算がどうとかはっきり言いまくるし、楽しいなぁ笑
何も考えず観られる最高!
FROGMANの 正体見たり 左かな?
率直な感想としては、DCがよくこんなコラボを許したな!である。
ある意味それだけで観る価値のある映画だといえる。
今までTOHOシネマズの本編前の予告以外で鷹の爪団の映像を観たことがなかったので、出資協力会社の社長の生声出演や上映開始から制作費にかかった割合で増減するバロメータ、各種大ヒット映画やアニメのパロディなど、チープなところが逆に楽しめた。
声優もバットマンに山田孝之やジョーカーに安田顕、タイトルコールに無駄に大塚明夫など少しだけ豪華らしく見せているセコさも絶妙だ。
DCキャラクターと吉田くんたちとの絵柄が全く違うのも初めは違和感があるものの、徐々にこんなものかと慣れていくのも不思議である。
しかし日本で『ジャスティス・リーグ』が公開される前にそのメンバーをフルで登場させる太っ腹さはいったいどういう風の吹き回しなのだろうか?
筆者にとっては中だるみを迎えていたちょうど良いところで吉田ジャスティス・リーグが登場したことで俄然面白さがアップしたし、バト田、スパ田、ワン田、フラ田、アク田までは各ヒーローの頭文字を抜いて名前を付けているのに対して、イボ田のみサイボーグの途中を抜き取って名前を付けているのもいいアクセントになっている。
本編の最後でジャスティス・リーグの面々が活躍するシーンはここだけでも映画の元を取るし、もちろん制作費ゲージの減りも激しい。
またバト田モービルが変形して活躍するシーンも見応えがある。
途中あまりにもくだらなさ過ぎて笑えないシーンもあるが全体的に満足のいく出来になっているだろう。
ただ残念なところもいくつかある。
DC側に今回の企画を打診した際、鷹の爪団を日本の『サウスパーク』と紹介したらしいが、筆者は両作品ともに普段から全く観ない。
ともに政治風刺が激しいのだろうか?
歴代大統領の中でもトランプは良くも悪くもかなりインパクトの大きい人物だと思うが、やはり本作にも登場する。
必要なのか?首を傾げてしまった。
ハリウッドはどちらかといえばトランプ嫌いだからDCを含めたそちらへのご機伺いみたいなシーンだったのだろうか?
もう1点は、日本の宍戸総理大臣がバカ殿様のような顔を白塗りした安倍総理を連想させる顔の女性であることだ。
しかも「お友達」や「忖度」などの言葉が出て来る上、トランプと違って登場が微妙にしつこい。
自国の総理大臣に対していささかやり過ぎで下品だ。
監督のFROGMANは獣医学部新設問題において、前加戸愛媛県知事が、数年前から唯一新設に手を上げていた加計学園の事実上1択だったという国会で答弁したことは知らないのだろうか?
あるいは故意にその事実は無視しているのだろうか?
もちろん筆者は宍戸総理絡みの一連のシーンは白々しい気持ちになり全く笑えなかった。
ただ1つ言えることがある。日本だから自国の首相を揶揄しても許されるのだと。
漢族はウイグル族の支配を強めるために監視アプリをPCやスマホにインストールすることを強制している。
インストールを拒否しても、インストール後に削除しても逮捕されるのだという。
まったく人権思想の欠片も感じられない政策である。
またインターネットで「習近平 肉まん」と国家主席とあだ名をセットで検索することすらできないから、実に大したケツの穴の大きさを誇るお隣の現状とは違って、わが国はなんと自由なことか。
本作を観てつくづくそのありがたさが身にしみた次第である。
本当に楽しいと思える作品
メタネタ、時事ネタ、風刺ネタといったてんこ盛りのネタに、突然始まるド迫力の戦闘シーン。やりたい放題の吉田などなど、見どころ満載!
本当に心の底から楽しいと思える映画でした。
ただ、春樹とまりえがミサイルに乗っていくあたりはちょっと長く感じました。
とにかく面白い! DCだけでなく色んな作品、キャラクターのパロディ...
とにかく面白い!
DCだけでなく色んな作品、キャラクターのパロディがあり、知ってるとにやっとしてしまう。
予算の多さで変わる画質も本気のだしどころが分かっていてすんなり受け入れられた。
映画の間に目の休憩タイムがあるのもgoodです!
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