修道士は沈黙するのレビュー・感想・評価
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告解
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ドイツにて開催されたG8会議を舞台として、経済要人が亡くなるという事件が発生。
招かれた客である修道士は、数学者だった。
実際に、会議に使用された場所を使っているので、演出もそれらしい作りにはなっている。犬を連れた要人、ロシアはプーチンとして、日本人はどの政治家をモデルにしたのだろうと思った。アジア人なら、あなたが沈黙する理由が分かると言っていたが、まぁそうなのかなぁ、という感じだった。
この映画では、英語以外にも、各国の首脳役や修道士役の俳優が、フランス語、イタリア語、ドイツ語と喋るのですが、最近、習いたてのイタリア語が聞き取れて、嬉しかった。
また、エンディングは、賛否両論あるだろうが、個人的には、割と好きだった。
最後の詰めが・・
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ロベルト・サルスを演じるトニ・セルビッロの抑えた演技は良かった。まさに「沈黙」しなければならない神父の表情が、心の深奥を描き出していた。
Le confessioni、そう題名は告解である。どうも、邦題は嘘をつきたがる。修道士は確かに沈黙した。しかし、最後の数式は沈黙ではない。これもまたLe confessioniなのである。それを考えると、邦題のつけ方としては失敗している。
そして、ロシェの死もアウグスティヌス的な魂のLe confessioniとはならない自分への呵責ゆえのものであったことを考えても、甚だ残念だ。
コニー・ニールセン・・うん、いいね!
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