ポンチョに夜明けの風はらませてのレビュー・感想・評価
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20th Century Boys
成長を描くのではなく、シチュエーションを単に積み重ねていく作品なので、監督とギャグのセンスが近いと楽しめる映画なのかな、と思われます。
しかし、個人的にはまったく合わなく、面白いと感じる場面はほぼゼロでした。ヒロインが魅力的ならばそれだけで楽しめるのですが、愛が泰葉に見えてしまい、それも無理でした。
一方、カメラワークは独特で魅力あります。引きの画とかは北野武っぽさもあり、夕方〜夜のシーンは総じて美しいです。花火のシーンは特別印象に残りました。
もしかすると、廣原監督はギャグよりもリリカルな雰囲気の作品の方が合っているのかもしれません。
また、本作の全体を覆っているのがノスタルジックな雰囲気。
コンビニにいるオールドルスクールなヤンキーや、愛のオリジナル音源の古臭いハードコアっぽさ、セルシオっていうセンスとか、中田が歌う曲の青春パンク感とか、なぜか20世紀っぽいです。廣原監督は30代前半なので、もしかしたら彼が18くらいのころの空気感を再現したかったのかもしれない(自動的に再現されてしまったのかも)。
そういえば20世紀の終わりごろ、東京近郊の駅前ではペルー人の民族音楽系のバンドがストリートライブをよくやっておりました。
又八の母親がペドロからCD買ったのが多分16〜7年前。そのころは確かにペルー人バンドたくさんいたよなぁ、としみじみとノスタルジーに浸ってしまいました。
しかし、本当にこの20世紀末感はなんなのだろうか?映画に出てくるスマホに違和感を覚えます。
帰りにアーバンギャルドの平成死亡遊戯を聴きたくなりました。
3人のやんちゃぶりが良い
合格おめでとう!といきなり
ジン(中村蒼)にクラッカーでお祝いをする
又八(太賀)とジャンボ(矢本悠馬)
3人は卒業を間近に控える高校生
大学の合格発表を見に来ていたジンを
又八とジャンボが車で迎えに来たのだ
又八の運転する車に乗り込むジンとジャンボ
そこでジンが不合格を伝えると
驚く二人
そして車がなにかにぶつかる音
その車はジャンボのお父さんの車で
買ったばかりの車がへこんでいる
頭を抱えるジャンボ
普通 合格したかどうかを最初に聞くでしょ?と
突っ込みを入れたくなるが
こんな調子で あれや これやと
大騒ぎな笑えるストーリーが繰り広げられ
面白かったです
ジャンボの恋の悩みがキュンとしてしまった
風俗店でお店のお姉ちゃんにその話をするのだが
そのお話に涙が出てしまった
その話をした後・・・・
これ以上はネタバレになるので話しません!
他 又八の出生の秘密など どうなるのか
ハラハラしたりしました
それとジャンボの父ちゃんの車がどうなっていくのかも
見どころのひとつです
明日なんてどうでもいい 今が楽しければいい
この歌はとても良かった
明日はどうなるかはわからない
どんな 嫌な日になったとしても
今日を楽しい日にしましょう
私はそう思いました
全編3人の一生懸命なのだけれど どこかずれていて
可笑しくて 彼らと共に遊んだ気分です
この3人の演技もとても良かった!!
そうそう3人を待ち続ける中田演じる染谷将太も良かった
彼も3人と共にしていたら どんな話になったのでしょうか?
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