フェリシーと夢のトウシューズのレビュー・感想・評価
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【”施設で育った女の子が、バレリーナの素質を持っていた訳。”今作は、出自に関わらず努力により夢を叶える少女と、彼女を支える人達の姿が素敵なアニメーション映画である。】
■亡くなった母が残したペンダントを大切にしている施設で育った女の子、フェリシー。パリ・オペラ座で最高位のダンサー、エトワールとして踊るという夢を持つ彼女は、施設の友人で、自称発明家のヴィクターと共に抜け出して憧れのパリへやって来る。
イジワルな資産家ル・オー夫人の家の家政婦・オデットの仕事を手伝うようになったフェリシーは、ル・オー夫人の娘、カミーユの名を語り、バレエ学校に入り込む。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作は、夢を持つお子さんと観ても良いし、夢を叶えるために頑張る人が好きなオジサンが見ても面白いバレエアニメーションである。
・良いところは、フェリシーが昔、名ダンサーだったオデットに訓練を受けつつ、亡くなった母の夢であったパリ・オペラ座で最高位のダンサー、エトワールとして踊る事を、母に代わり頑張って実現するところだな。
・ちょっと、嬉しかったのはフェリシーの声を担当したエル・ファニングさんの声が、イメージにピッタリだった事だな。
あと、映画館だと、今作の様な映画は吹き替えが多いのだけれど(フェリシーの声は、土屋太鳳さんが担当したみたい。)、配信では原語が聞けるところが嬉しいな。
けれども、ヴィクターの声は分からなかったなあ。デイン・デハーンかあ。実写の時の声と違った気がするなあ。
・イジワルな資産家ル・オー夫人の娘で、トップダンサーだったカミーユは、最初はフェリシーに、意地悪をするんだけど、最後はフェリシーのバレエに対する熱意を知って、キビシイ、メラントゥ先生の指示通りに、エトワールの座を譲る姿も良かったなあ。
<今作は、出自に関わらず努力により夢を叶える少女と、彼女を支える人達の姿が素敵なアニメーション映画なのである。>
タイトルなし(ネタバレ)
「グラン・ジュテ」❤
19世紀後半は「マリインスキーバレエ」とか「ボリショイバレエ」が台頭してきて、技術的にはオペラ座よりも技師が上であったと聞く。エドガー・ドガのエトワールにあるように、パトロンとの関係があって、バレエダンサーがエトワールになるのは、大変な努力と運が必要だったようである。つまり、夢が叶わぬまま、裏社会に身を落とす者もいたと思われる。
同じエドガー・ドガの作品で「14歳の踊り子」をロンドンのナショナルギャラリーに鑑賞しに行った。美しいと言うよりも「哀れなり」って感じかなぁ。
このアニメは実写では表現出来ない。それが大変に良かったと思う。実写でやれば、ダンスを長回しで撮ることは出来ないと思う。
しかし、僕は振付師ではないので、技術的な事はうんちくし難いが、基本に沿ってCGを描いていると思えた。
少年との絡み以外は大変に良いストーリー展開で、ロイヤル・バレエのリトル・ダンサーをリスペクトしていると思った。
ぐっすり眠れるのでは
映像がきれいです。
お話は特質するものがなし、才能がある孤児の女の子がいきなりオペラ座のプリマドンナになって大成功。
最初と最後をみただけでも話が通じるタイプの映画です。
たおちゃんよかった!
吹き替えで見ました。土屋太凰ちゃん、フェリシーにぴったりでとてもよかったです。
フェリシーが踊るシーンがとても素敵で興奮しました。欲を言えば、もっと踊るシーンが多かったらなと思いました。特にラスト。肝心の舞台を、じっくりたくさん見せて欲しかった……!
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