「国民がドイツ軍及びソ連軍として闘った悲劇を淡々と描いて、欧州の戦争の歴史的過酷さを教える」1944 独ソ・エストニア戦線 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
国民がドイツ軍及びソ連軍として闘った悲劇を淡々と描いて、欧州の戦争の歴史的過酷さを教える
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エストニア国民同士が、ドイツ軍及びソ連軍として闘った悲劇を淡々と描いていて、その悲痛な歴史的な悲しみに驚きと共に、心打たれた。そして、ヒトラーにも共産党にも内心では恭順は示さない心意気も強く打ち出していた。ただ、主人公らしき人間が二度も戦争で死を迎えてる展開には、意外感とともに民族的な苦悩を感じさせられた。そして、日本は経験しなかった欧州の戦争の過酷さを教えられた。
ルモ・ヌガネン 監督による2015年製作のエストニア・フィンランド合作映画。
原題は1944、脚本はレオ・クナス。出演は、クリスティアン・ウクスクラ、カスパール・フェルベルク、マイケン・シュミット、ヘンリク・カルメット。
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