劇場公開日 2017年11月4日

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「退屈で散漫なドキュメンタリー」Ryuichi Sakamoto: CODA shinさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0退屈で散漫なドキュメンタリー

2024年6月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

被災地訪問、原発再稼働反対運動、環境問題、ヒロシマの原爆、911テロ…、音楽活動のみならず、色んな活動に参加していた教授の生の声を通して、彼の人生を振り返る作品。

唐突に映画のワンシーンが挿入されたかと思うと、時代が変わり、教授の独白が続く。どのシーンも短く、ブツ切りされ場面転換が激しいので散漫な印象は拭えず、どれも印象に残らない。教授の様々な活動の足跡や、どんな想いで音楽やその他の活動に取り組んでいたかを知ることは出来るのだが、いかんせんどれも断片的で、訥々と語る教授の低い声に、何度も集中力が途切れたし睡魔と戦い続けた。

ただアーティストの思考というのはそんな単純なものではないし、白黒はっきりつくような回答などないのだから、アーティスト(表現者)とは、坂本龍一とは、この様な人なんだなと、うっとり眺めるしかないのかもしれない。

shin