「進まぬ救助作業に苛立ち」トンネル 闇に鎖(とざ)された男 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
進まぬ救助作業に苛立ち
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韓国のトンネル崩落事故のパニック・サバイバル映画。原因は手抜き工事だという、韓国では国民病と言われるほど、手抜き工事でビルや橋の崩落が起きているので、ある種社会派ドラマの様相、確かに大規模崩落だから救助に時間はかかったとしても一か月以上は酷すぎよう。驚いたのは携帯が通じること、調べてみたら確かに最近ではトンネル内にアンテナ線を通したり、出入り口付近に特別の基地局を建てたりして対策が進められているようですが違和感はぬぐえません。災害のパニック映画は万一、自分が遭遇した場合の知見にもなりそうなので極力観るようにしていますが、今回はあまり学ぶことがありませんでした。
主人公のイ・ジョンスのほかに別の車も潰れており、運転席にいる女性に崩れた石がのっていました、イは力任せに持ち上げようとしますが当然無理、結果、飼い犬は助けたものの女性は死亡、車ならパンク用にジャッキは必ず積んでいますから探して使えばいいものと残念でした。救助隊も「申し訳ない」と言うばかり、始まって5分位で事故発生ですからずいぶん早い展開ですがそれから2時間弱の救出劇、遅々として進まず主人公ならずも疲れ果てました。
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