劇場公開日 2017年5月13日

  • 予告編を見る

「さすが韓国」トンネル 闇に鎖(とざ)された男 hasegawaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0さすが韓国

2018年2月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

監督が最後まで行くのキム・ソンフン、主演が哀しき獣やお嬢さんなどのハ・ジョンウ。そして、生き埋めになった男の妻役に空気人形やハナ 奇跡の46日間のペ・ドゥナ。最高の監督、最高のキャスト、期待せざるを得ない作品。

なかなか面白かった。中盤、少し中だるみしたかなという印象で、映画の落ち目に感じた。だが、すごく頼りになる救出隊を描くわけでもなく、男が知恵を絞って脱出するわけでもない。閉じ込められた男の孤独と家族、とても現実的な救出を描くのはさすが韓国だなと思った。伝いたいことも、営利主義体質や、政府への批判など凄く伝わってきた。

あと、この映画が全体的にクオリティの高い映画だった。トンネルの崩落の映像は衝撃的だし、埃まみれで潰れた車内などのセットが良くできているなと思った。
毎回のことだが、ペ・ドゥナの演技はとても圧倒される。出番は少ないものの、かなりの存在感があった。

hasegawa