インビジブル・ゲスト 悪魔の証明のレビュー・感想・評価
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どこか怪しげな敏腕女性弁護士だと思ったら
山中で鹿にぶつかって車2台が巻き込まれる事故があったことが発端の話。
ぶつかって青年が亡くなった(正確には瀕死だった)が、それを首謀して隠ぺいしたのはどっちか、密室でローラが殺されたトリックは、がどうなってる!?と思いながら進んでいくが、2時間ドラマのような見え見えの犯人と思わせるシーンではなく、あっこいつか!と信じさせる説得力がどの場面でもあり、背筋ゾクゾクするような展開だった。
最後の敏腕弁護士の正体にはびっくり!
タイトルなし
社長男から根掘り葉掘り聞き出す女弁護士が男の味方じゃないって事は、かなり序盤から予想はしていたが、男の証言の方は普通に信じて聞いていたから、どういう理由で敵なのかは分かっていなかった。だから交通事故の隠蔽を指図する不倫女の後先考えない行動にはイライラさせられていた。中盤辺りで、そう言えばコレ全部男の証言を再現しているだけなんだから、全てを鵜呑みにしちゃいけないなと思い直したが、終盤から出るわ出るわの男の嘘と明るみに成ってくる事件の真相には驚かされた。でも何より驚愕だったのは女弁護士の正体でした。
『裏窓』と『サイコ』
先ずは
第六感と偏見であっても、僕は、髭面野郎が信用できない。そこがストーリーの物理的な起点。
ブーメランの様なストーリー展開。
ヴァン・ダイン二十法則のどれにも抵触していないと思う。
『裏窓』と『サイコ』からアルフレッド・ヒッチコックをオマージュしていると感じた。
でも、最初感じた事が、つまり、第六感で結論は間違ってなかった。但し、第六感で犯人をあてるのはヴァン・ダイン二十法則の第5条に抵触する。
まぁ、良いか!
映画的には鑑賞者を無視した手法になっているが、小説やコミックにしたらどう表現するのか気になった。
まぁ、少なくとも、映画のストーリー展開としては『真っ白なワンちゃん』ダネ♥
「告白、あるいは完璧な弁護」のオリジナル映画
この「インビジブル・ゲスト悪魔の証明」はその後イタリアでリメイク。
インドでは言語違いの2作品が作られ、そしてこの韓国版リメイクが
4作品目と聞きます。
大変な人気です。
私はDVDレンタルで当時観ていました。
二転三転するストーリーと弁護士と容疑者の息詰まる会話劇に
「お見事」と感心しました。
今回、2度目に観て、意外と地味な「舞台の2人芝居」のような、
容疑者に弁護士(ならぬ検事が)尋問して自白をさせる手練手管のような
話術の巧みさ。
それを見せるのがこの映画の焦点でした。
平凡なありふれた交通事故。
それも鹿が横切ったことで進路を変えて急ブレーキを踏む。
対向車が大きく進路を変えて巨岩に衝突して運転していた青年が
死ぬ(実は死んでいない・・・)
通報して救急車と警察を呼べば済むことだった。
ところが乗用車を運転していたのは不倫のカップル。
女は通報を渋るのです。
恐ろしい隠蔽工作を男に強いる。
保身と隠蔽の嫌らしさがみるものを不快にさせ、
また自分の立場ならどう行動するか?を問われてる気がします。
そして更に事故後に通りかかる事故被害者の父親。
映画は周到な復讐劇へと変わります。
この映画のクライマックスは弁護士の正体です。
弁護士の女性がミッション・インポッシブルのイーサン・ハントの
向こうを張って、顔を覆っていた皮膚を剥がし、次に金髪の鬘を
外して黒髪を解き、メガネをかける。
そうしたらなんと○○○さん?
男の自白は全部録音されているのです。
救済に苦痛は伴う! 人を虜にする女と企みを暴かれた男!
先日、観た韓国の映画
告白、あるいは完璧な弁護
とストーリーの主軸は同じでした。
実業家であるドリアがあの日に事故があり
長年、築いてきたキャリアや幸せな妻子との
生活を一瞬で失いたくない!
との自分本位さが表れていました。
ローラがドリアとの関係に終止符を打ちたい
気持ち、事故で亡くなったダニエルの家族写真を見て、申し訳なく思う心情を感じました。
ダニエルの父親が亡くなった息子の死体を
何としても捜し出したい思い
弁護士に変装した母親のノートに綴られていた文章に息子を葬り去ったドリアに対する
復讐の念が強く見えました。
スペインの映画もラストは違えど
面白かったです。
なかなかよく出来ているサスペンス映画。
終了20分くらい前にオチが読めたがなかなか良くできている。元々高くなかった主人公の評価が更にどんどん落ちていく。原題のスペイン語は"挫折"の意味らしいがこの邦題はなかなか良いのではないか、と思っていたが確認したら英訳をカタカナにしただけだった。
タイトルなし
殺人無罪獲得のため、嘘の証明を作るべく弁護士と相談していた犯罪者。殺人を認めてしまい、相談していた弁護士が実は殺された被害者の母親だったというどんでん返し。何度も眠くなった
よくできている
殺人容疑で起訴された実業家ドリアのもとに、敏腕弁護人グッドマンが訪ねてくる。彼らは3時間後に開始される裁判までに反証の準備をしなければならず、事件の再検証を進めていく。ドリアは不倫相手ローラとの密会中に、事故でダニエルという青年を死なせてしまっていた。死体を湖に沈めて隠蔽を図ったものの、ダニエルの父親はドリアを疑ってつきまとうように。その後、ドリアとローラは山奥のホテルに誘い出され、密室でローラが殺害されたのだった。ドリアが圧倒的に不利な状況にも関わらず、グッドマンはドリアを無罪にできると言う。
真相はダニエルが金と権力ででっち上げた芝居だという事をグッドマンに明かしてしまうがグッドマンはダニエルの母親が変装していた。
ダニエルの両親は演劇仲間だったことが伏線となっていて非常によくできた話。
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