「「告白、あるいは完璧な弁護」のオリジナル映画」インビジブル・ゲスト 悪魔の証明 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
「告白、あるいは完璧な弁護」のオリジナル映画
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この「インビジブル・ゲスト悪魔の証明」はその後イタリアでリメイク。
インドでは言語違いの2作品が作られ、そしてこの韓国版リメイクが
4作品目と聞きます。
大変な人気です。
私はDVDレンタルで当時観ていました。
二転三転するストーリーと弁護士と容疑者の息詰まる会話劇に
「お見事」と感心しました。
今回、2度目に観て、意外と地味な「舞台の2人芝居」のような、
容疑者に弁護士(ならぬ検事が)尋問して自白をさせる手練手管のような
話術の巧みさ。
それを見せるのがこの映画の焦点でした。
平凡なありふれた交通事故。
それも鹿が横切ったことで進路を変えて急ブレーキを踏む。
対向車が大きく進路を変えて巨岩に衝突して運転していた青年が
死ぬ(実は死んでいない・・・)
通報して救急車と警察を呼べば済むことだった。
ところが乗用車を運転していたのは不倫のカップル。
女は通報を渋るのです。
恐ろしい隠蔽工作を男に強いる。
保身と隠蔽の嫌らしさがみるものを不快にさせ、
また自分の立場ならどう行動するか?を問われてる気がします。
そして更に事故後に通りかかる事故被害者の父親。
映画は周到な復讐劇へと変わります。
この映画のクライマックスは弁護士の正体です。
弁護士の女性がミッション・インポッシブルのイーサン・ハントの
向こうを張って、顔を覆っていた皮膚を剥がし、次に金髪の鬘を
外して黒髪を解き、メガネをかける。
そうしたらなんと○○○さん?
男の自白は全部録音されているのです。
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