アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲のレビュー・感想・評価
全43件中、41~43件目を表示
あらゆる資源を食い尽くす人間の未来
前作で、月の裏側にある秘密基地から地球にナチスがやってきた!
そして、それをきっかけに核戦争が勃発!
その直後から、この続編はスタートする。
核戦争の地球から、命からがら逃げられた人々は、月の裏側のナチス基地へ避難する。
そこで30年の月日が流れる
そんな月で暮らす彼らの元へ、いるはずのない地球からの難民が訪ねてきて…。
まぁ、とにかく、前作同様に今作も、はちゃめちゃでクレイジーで笑いっぱなし!
前回は戦争の色が濃いSF 映画になっていたけれど、今回はインディジョーンズあり、ジュラシックパークありの冒険モノ
これ以上、月で暮らすことが厳しくなった人々は、新たなる資源を求めて、再び地球へと向かう
その裏側から、人間たちの傲慢さが見えてくる
そもそも、核戦争によって地球を住めない土地にしたのは人間なのに「資源があるかも」と言われれば、再び地球へ向かうのだ
それはかつて、先進国がアフリカやインド、東南アジアの国々の資源を食い尽くしてきたように、人間は月の資源を食い尽くし、次は地球の奥深くに隠された資源を奪いに行くのだ
そして、人々は再び殺し合い、死ななくても良い命を簡単に失ってしまう
そんな人類が最後にたどり着くのは、強い人間を頂点とする宗教なのだ
(ここで意外な人間が神として登場する(笑))
なぜ、地球と人類はそんなことになってしまったのか
その罪人たちが、ここでは登場する
(ヒトラーはそのうちの一人)
そんな罪人たちを見て、人類を導くはずのリーダーたちによって、人々は悪へと導かれてきたことがよくわかる
ということは、このまま進めば、地球の未来ばどうなってしまうのか…
本当にサノスのような、あらゆる権力を持ったリーダーが登場しても、おかしくないのだ
この映画は、おちゃらけて、クレイジーで笑わせる映画だけど、
よく観ていると、
資源の枯渇や、人間同士の殺し合い、信仰宗教の台頭など
地球と人類の未来について、考えてしまう作品なのだ
おバカ映画、B級映画好き!
という人にオススメ!
が、見るならば、ぜひ、前作を予習の上で、観ることをオススメします
ヤヴァイ映画でこんなに笑えるなんて!
映画作りは、こういう方法もある ⁉
あれから7年、前作がどんな映画だったか?なんて個人的に全然覚えていない、失敬なことしているのだが、このいわゆるハチャメチャな設定だけは、何故か覚えている。前回は、月面に逃れたナチが、地球を攻撃する話だったが、今作は、それに輪をかけたような、ある意味、奇想天外なシナリオとなっている。
それに加え、大胆にも、お亡くなりになっている歴史に名を遺した有名人のクリソツさんを登場させ、いかにも"死人に口なし"、肖像権なんぞ、知らね~ッテか?ただし、ヒットラーを除いて全員、ファーストネームで呼んでいるのでOKなのか?また女性エンジニアの主人公の名前が、「スターワォーズ」のObi-Wan Kenobiからきているのか?また宇宙船がミレニアム・ファルコンとクリソツなのは、そこまでしなくともよいのではないかと観ているほうが気を使ってしまう。
つまり、こんなことを言っていいのかわからないが、この映画、「ジェラシック・パーク」や「スターワォーズ」、はたまた「センターオブジアース」、「レイダース」などの良いところをパズルのように組み合わせた、ごった煮のような映画と言えば、言い過ぎになるのか?
CGは、上から目線で言うとみるに耐えることが出来ると言えるし、冒険Sci-Fi映画としては、予算が違えどハチャメチャかげんに限りいえることは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」超えているか?
しかし、この作者、スティーブ・ジョブズを"Reptilian humanoids"にするまではいいかもしれないが、カンフーまでやらせるとは..........!?
全43件中、41~43件目を表示