「爽快なコメディ。良いものは本物に勝る。」嘘八百 ラグさんの映画レビュー(感想・評価)
爽快なコメディ。良いものは本物に勝る。
古美術商の小池則夫と陶芸家の野田佐輔。
二人は過去に小道具屋の樋渡と鑑定士の棚橋から騙された過去があった。共通の遺恨がある二人は樋渡・棚橋を騙し返す計画を立て、実行することになる。
贋作の対象となる千利休の茶碗を創る所や、オークションで鑑定士を騙す場面が爽快で面白い。
段取りをする所は、規模感は小さいですが少しオーシャンズ11のような感じがありました。
娘のいまりが佐輔の家でちゃっかりすき焼きを食べてるシーン等、コメディならではの楽しさ。とても愉快でした(なんだこの家族 笑)
映画の中で印象に残った言葉があります。
歴史のケツを追いかけるんじゃない。お前が歴史を創るんだよ。
あんたの茶碗を売るんだよ。いい面構えしてるじゃないか。400年待たなくたっていい器だ。
贋作でも良いものは本物に勝るというのは勉強になりました。
最後はオチがありますが、明るく爽快で観ていて楽しい気持ちになる映画でした。
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