捕われた女のレビュー・感想・評価
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宗教映画です。
裁判所から脱走した囚人が、とある家の住人を人質に立てこもるうちに、住人と共感して・・・という物語。 実話をベースにしたストーリーのようです。 一言で言えば、キリスト教保守派の宗教的プロパガンダ映画です。エンディングに実際に行われた女性へのインタビューシーンが流れますが、宗教的アピールする意図が露骨に表れています。 映画としては面白味のない作品でした。 「ヒロインの恐怖」、「ストックホルム症候群的な感情」、「犯人の葛藤」。描かれてはいますが物足りなさを感じます。良く言えば「よりリアル」なのでしょうが、、私には描き方の拙さのよう思えます。 また凄く気になったのは、4人もの人を殺した犯人の「再生」を描くことへの違和感です。最後のエンディングロールに「犠牲者に捧ぐ」ってメッセージが取って付けたように書かれていますが、犠牲者、犠牲者の家族の悔しさや悲しさを一切描かずにこの文言を書くのは、とても不愉快に感じられます。 合わせて、宗教的なアピールがあるわけですから、不愉快さ100倍増しです。
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