光と血のレビュー・感想・評価
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なぜ人は謝るのだろう…
許されたいから?
結局、
罪は消えなくても何処かでその重圧に耐えられなくて、謝罪する瞬間は、少しでも許された気になるのでは。と
がそれは自分のエゴでしかない…
相手のことを本当に思って謝る。
それに見返りを求めず、
ただ自分の、それ以上でも以下でもない謝罪をすることしか、
罪を犯してしまった人にはできないのかもしれない…
あとは、どう捉えられるかは自由…
そこを手放せないのが自分の中にある恐れなのかもしれないなと思いました。
罪は消えないけれど、
今、この瞬間にまた新しい瞬間が生まれている…
だから過去は変えられないけれど、これからをどう生きるか選択できれば…
なんて書くけれど、
そうはうまくいかないぐらい、
たくさんの感情や想いが詰まった映画でした。
光が美しい
映像が美しかった。不幸な出来事から立ち直り強く生きていく主人公たちの懸命さが伝わってくる。TV神奈川での番宣を見たが、フィリピンロケでは監督がカメラも回したという。全然へたくそではなく、ハンドカメラの生々しさがリアルに伝わってきた。最後のシーンが美しい。
傑作
人生の禍福は繰り返し、光と血は平穏な
日常の大切さ、前向きに生きる勇気を与えてくれる傑作❗キャストが生き生きと演じ、監督をはじめ妥協を許さないスタッフとの一体感が感じられた。久しぶりに素晴らしい作品に出会った‼
文学的映像センスとほとばしるフィリピンロケ
藤井道人は映像の詩人だ。
これは光という女の子が
燃える光色体の様に命を燃やし
暗闇の中で輝く話だ。
それゆえ、映像は光の美しさを徹底的に重視している。
喪失感とは過去の自分への別れであり
これは新しい自分に登場人物全員が生まれ変わる話だ。
見ると勇気付けられる。
救いの手
日常と喪失をテーマにした事件や事故で人生が変わってしまった人々が絡み合う話。
時系列の判り難さと人物の相関がサスペンスじゃあるまいしムダに複雑でややこしいし話を詰め込み過ぎ。
それと、リアクションが不自然だったりチープ過ぎたりと首を捻るところが結構あって、いまいち没入出来ず。シリアスな話だっただけに非常に勿体ない。
とはいえ、悲しさ、哀しさ、怒り、憤り、やりきれなさ、優しさ、温かさの入り混じった何とも言えないとても良いストーリーだった。
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