パーソナル・ショッパーのレビュー・感想・評価
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とりあえずクリステン
クリステンの色んな面が見られたので、特にストーリー性は求めてなかったです。
レビューを予め見ていたので、もともと期待はしていませんでしたが、それにしても色んな意味で予測不可能、不可解な作品でした。
カフェソサエティと合わせて鑑賞しましたが、個人的にはどちらのクリステンも良かったです。
どちらの作品も共通しているのは、クリステンの役柄が、コロコロと移り気でつかみどころのない女性というところですね。
パーソナルショッパーという職業も、このストーリーも、クリステンも、ふわふわとつかみどころがなくミステリアスという印象です(笑)
個人的佳作
予告編と全然違うやん!
スピリチュアル
予告編を見て、華やかな世界に憧れるパーソナルショッパーが、
禁じられていたボスの服を着てしまったことから、
予想もしなかった面倒に巻き込まれてしまう展開を予想していた。
ところが、冒頭から予想外のスピリチュアルな展開。
レンタルしたDVDを間違えたのかと思ったくらいだ。
その後、予告編から想定していた展開近くに戻ったが、
スピリチュアルなベースは変わらない。
そして、殺人事件が起こったものの、ほぼ予想通りの犯人。
終始ミステリアスな展開で、
ずっとどんでん返しを期待しているのだが、
結局、特段何も起こらないままフェイドアウト。
流れとしてはそれなりに楽しめた。
だが、肩透かしを食らったような物足りなさは否めない。
いい意味でタイトル詐欺
あなたは誰。
タイトルからして彼女の仕事が何かヒントを与えるのかと思わせぶり
な期待を見事に裏切り、深層心理を描きながら解答は各自考えてねと
いう終わり方。なんて不親切な!と思う人、いや面白かったと思う人、
それぞれに分かれそうなところが興味深い作品。自身は後者のほうで
見知らぬ相手との交信(霊でありメールであり)の気味の悪さが十分
に感じられた。肝心の彼氏ですら遠い彼方でスカイプ交信。兄の急逝
から立ち直れない双子の妹が何らかのメッセージを求めてしまうのも
無理はない。神経質ながら勝手にクライアントの服飾品を身に着けて
自慰行為に耽る主人公のアンバランスな欲望を見事に演じてしまった
クリステンの魅力が満載。フランス人女優かと思うくらい大胆で潔い。
2017-35
霊魂の存在?
パーソナルショッパーがKEYではない
はっきり言って、めちゃくちゃ面白くなかった。
パーソナルショッパーっいうタイトルだからスタイリッシュな映画かと思いきや、スピリチャルな目に見えない何かに振り回れて、最後もこれ以上ないってくらいクソみたいな終わり方だった。
こんな映画観る価値ない、久しぶりにこんな駄作みた。時間とお金の無駄。
ほんと損した。
一部完全に『ダゲレオタイプの女』
うん?
パーソナル・ショッパーはイタコである。
実にサスペンスフルで、ぐいぐい引き付ける映像。現代的にアレンジされたヒッチコック手法も使われている。一見すると、ひじょうに難解でエンディングも不思議。しかし意味を探って反芻すると、じわじわと面白みが広がってくる、"知的なサイコスリラー"である。
先に表層的な設定を整理する。忙しく活躍するセレブのために服やアクセサリーの買い物を代行する、"パーソナル・ショッパー(=買い物係)"として働くモウリーン。彼女には、数カ月前に亡くなった双子の兄がいた。
兄の死因である先天性の心臓病は、双子ゆえに彼女も患っており、それだけでなく霊を媒介する不思議な能力も、兄と同じく持ち合わせていた。生前の兄との約束は、"どちらか先に死んだほうが、現世にサインを送る"というもので、その約束にモウリーンは縛られている。そこから始まる、霊的な現象にも似た不思議な体験の数々。殺人事件も起きる。
登場人物の会話で分かるのは、"霊的なモノや死後の世界を直接的に見たことはないが、どこかで存在する"とは思っている。フツーの大衆的な観念だ。そして起きる数々の出来事は、実は"気のせい"であったり、"明確な原因の存在する出来事"や、"本人の思い込み"だったりもする。
ホラーやスリラーでありがちな、古い洋館や教会、寂れた墓場ではなく、最新モードのカタマリである一流ブティックや、セレブ感たっぷりの高級マンションなどが露出され、そのコントラストが小気味いい。モウリーンを演じるクリステン・スチュワートはスタイルもよく、ヌードも披露。衣装ではシャネルが全面バックアップしている。
買い物の、商品を"選び"、"購入し"、"所有する"という行動は人間の生理欲求のひとつである。ところがパーソナル・ショッパーは、主人の代わりに"買う"という欲求行動を代行する。これはあたかも霊媒者と似ているではないか。まるでイタコの "口寄せ"のように、死者の世界にいる人物と現世の人間を繋げる役割を、パーソナル・ショッパーと同列視してしまう大胆さ。
また、霊媒者たちの死後の世界との交信も、現代ツールであるMessengerやSkypeを介した通信 ー 別の場所、匿名の相手とのコミュニケーションとさして変わらないと指摘している。実に知的でウィットに富んだ表現である。
霊的な現象の存在を解明するのが、本作のテーマではない。だから主人公がどう解決しようと関係ないわけである。結局のところ、世の中には解決できる問題と解決できないままの問題は両方とも存在する。
"信じるのは自由だけどね。幽霊の正体見たり枯れ尾花"である。本来、スリラーとはこういうもの。受け身でリラックスしたいタイプの人は、最も避けるべき作品である。自分はかなり好きだけどね。
(2017/5/18/TOHOシネマズ新宿/シネスコ/字幕:川又勝利)
サスペンス物かと思いきや
よくあるサスペンス物かと思いきや、いきなりホラーから入ってきて「なんじゃこりゃ?」的な感想から始まり、最後は中途半端な終わり方で終わってしまった。
結局、何を訴えたかったのか??
心理というか心霊
主人公が仕事のルールを侵して自らを着飾る欲望に夢中になって雇主のセレブを殺すようなスリラーだと思ったら全く違った。
ガッツリ入った予想外のオカルト要素に嫌気がさしてちゃんと楽しむことができなかった。
セレブの為にハイブランドのファッションを調達するモウリーンが普段かなり質素でボーイッシュな格好をしていて、そんな彼女がドレスを身につけてみたときのギャップ、コントラストがすごかった。
兄の死と霊にこだわるあまりか、終始疲れたような表情とたまに吃る口調の演技もリアリティあって良かった。
ストーリーのテンポは悪くて間延びしてるようにも所々唐突にも感じた。
unknownからのメールは謎めいていて面白かったけどそのくだりがさすがに長すぎ。
メールでモウリーンの欲望を引き出しているようなところもなかなかピンと来ない。
もう霊やらなんやらとずっと言ってるってことで映画に引いてしまった私もいけないんだけどね…
そんなこんなで全然感情移入もできなければ普通に物語として楽しむこともなかなかできなかったんだけども
終盤、ララの家でルイスの霊がスッと現れるところは鳥肌が立った。
ずっと引っ張り続けたルイスがやっと姿を見せた!という安堵感もあるけど、何よりボヤ〜ッと出てくるその登場の仕方が良かった。
オマーンの家でまた出てきてやっとモウリーンと交信できたのも、ああ良かったねーって思った。
会話の内容にはこれまた腑に落ちないんだけどもね…
映画.comの映画紹介を見て結構楽しみにして、前情報をあまり入れてなかったのもいけなかったのかなー。
心理でなく心霊ミステリーって書いてあったら普通に楽しめたかも。
あと字幕翻訳の口調がかなり気になったのも集中できなかった要因かな…
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