「湯浅アニメにしか出来ない作品」夜明け告げるルーのうた たきさんの映画レビュー(感想・評価)
湯浅アニメにしか出来ない作品
ストーリーは非常にシンプルで、ありきたりといっても良い
話で、プロットとして、主人公であるカイやその周囲の人物が変わっていく過程を巧く描いているわけではない。
しかし、にもかかわらず、僕は後半涙がポロポロ流れて仕方ない。アニメーションとして、動くキャラクター達が、セリフや展開などなくとも、圧倒的な説得力をもって、劇中感情を訴えてくる。
湯浅監督作品はアバンギャルド、マニアックと称されることが多いと思いますが、実質は子供でも分かる根源的な感動体験を追及したものと思っています。その点、この作品のテーマでもある音楽の楽しみ方にも似るものと思う。
ストーリーのシンプルさに安心しつつ、絵が動くって楽しい!という楽しさを全力で楽しんでほしいとおもいます。
コメントする