「無口な人達の抵抗」ヒトラーへの285枚の葉書 Momokoさんの映画レビュー(感想・評価)
無口な人達の抵抗
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特にオットーはどこにいても無口。だが自分の考えを持ち実行する。家族への愛が伝わる。
ダニエル・ブルュージュはとても複雑な役を自然に演じ、この映画の厚みを作っていた。
夫婦と同じアパートに住むユダヤ系老婦人、判事、住民を監視する密告者、郵便配達人などの人物像の表現により、この時代の息苦しさが明確に伝わった。
逮捕されてからも省略された表現が余韻を残した。裁判で夫婦が逮捕以来初めてそして最期に再会した場面は、2人の表情にぐっときた。
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