「史上最悪のミュージカル映画の一本‼️」グレイテスト・ショーマン 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
史上最悪のミュージカル映画の一本‼️
この作品は大嫌いなので、あまり多くは語る気にはなれませんが、この作品は何年か前まで批判されてきたハリウッドにおける白人至上主義を象徴する作品だと思います‼️やはり一番は主役のバーナムのキャラ描写‼️フリークスの人々を巻き込んでサーカスで大成功を収めるのですが、金のために手段を選ばない男であるバーナムは、スウェーデンの歌姫の海外公演に力を入れ、フリークスはほったらかし‼️しかも給料未払い‼️その天罰が下りスキャンダルになり、海外公演は中止し、失意の中戻ってきたバーナムは自分のサーカス小屋が放火で跡形もないと知る‼️そんなバーナムをフリークスたちは許し、再建へ・・・‼️そんな簡単に許すなよ‼️人間以下の扱い受けてんだぞ‼️一人一人のフリークスたちのキャラ描写も個性に乏しければ、バーナムの目的達成のための捨て駒のような扱い‼️フリークスの方たちにバーナムを批判する機会も与えられなければ、バーナムがホントに心から反省してるようにも見えない‼️主題歌の「This Is Me」はアナ雪じゃないですが、ありのままの自分を愛せよとか、そういうテーマの曲だと思うのですが、ある意味この作品に最も合ってない主題歌だと思う‼️あげくに焼け落ちたサーカス小屋はあっという間に復旧し、ザック・エフロンが歌い踊ってるラストへ‼️もうワケわからん‼️確かにヒュー・ジャックマンの歌と踊りは素晴らしい‼️しかしこの作品はサーカスを絡めたものなので、本来なら歌と踊りとサーカスのショーが融合した迫力ある見せ場にならなければならない。しかしサーカスのショーが見せ場的に魅力不足なので、手放しどころかまったく賞賛できない‼️タイトルの元ネタになったデミル監督の「地上最大のショウ」の爪の垢でも煎じて飲ませたい‼️そしてフリークスの方たちへの深い愛情が感じられる、1932年の映画「フリークス」の爪の垢も合わせて煎じて飲ませたい‼️