「ミュージカルに批判的な自分が・・・」グレイテスト・ショーマン mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)
ミュージカルに批判的な自分が・・・
原則自分はミュージカルに対してハードルが高く見ない傾向にある。何故か?ミュージカル映画は楽曲、ダンス、シナリオ、演技と‥求められるファクターがメチャクチャ多い。そんな中で全てに満足できる作品に出会える確率は極めて少ないからだ。この作品も上記の理由で見る事を避けてきた映画のひとつであった。が、たまたまオープニングの掴みのすぐれた作品のひとつには行っていたのでオープニングだけ見るつもりで見たらそのまま怒涛のようにエンディング迄連れていかれた。内容的には主人公の成功への渇望と生来における劣等感がいつしか多くの陰に潜むマイノリティに光を与え、その中で勝ちえた栄光に溺れかけた主人公が寸でのところで仲間たちに救われるという典型的なサスペンスフルな作品に、勿論大団円となる。徹頭徹尾飽きさせる事のない完成度の高い楽曲とダンス、それを省いても十分楽しめる骨太のシナリオと、その俳優たちの完ぺきな演技によって極め高い完成度の作品となっている。もし、絶対外さない作品をお探しの向きには100%の自信を持ってお勧めできる内容となっている。
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