劇場公開日 2018年2月16日

「曲は、素晴らしい!」グレイテスト・ショーマン hhelibeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5曲は、素晴らしい!

2018年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ミュージカルナンバーはどれも文句なく素晴らしい。サントラしばらく聴きまくると思う。それだけで大満足なレベル。
「ラ・ラ・ランド」も名曲揃いだったし、ベンジ・パセック&ジャスティン・ポールにはこれからもミュージカルナンバーを書きまくってほしい。

ただ、映画自体には気になる点も多かった。

主役の男クズすぎない!?そしてみんなクズに優しすぎない!?
フィリップ、彼女できたからまあ良かったけど、スカウトしといてあんまりな扱いじゃない!?
でもああいう、クズだけどエネルギッシュで愛嬌があってなんとなーく許されちゃうヤツいるわー。ムカつくわー。

博物館を買ってからラストまでって少なくとも5年ぐらいは経ってると思うんだけど、子供が全然成長しない!
あとあの人オペラ歌手じゃないだろ!ただの歌手!

ストーリーも演出もCGバリバリでなんとなーく安っぽく、バズ・ラーマンの「ムーラン・ルージュ」を思い出した。

でも「ホンモノじゃなくても、俗物でも、大衆を楽しませるエンターテイメントこそ素晴らしい」的なテーマの映画なので、映画自体もこういう作りで正解なのかも。実際大ヒットしてるわけだし。

ミュージカル映画好きとしてはオリジナルのミュージカル映画がどんどん作られるのは大変喜ばしいことなので、この波に乗ってじゃんじゃん公開されてほしい。
…願わくば、もうちょっとクオリティ高いと嬉しいけど。

hhelibe