「冒頭がクライマックス」グレイテスト・ショーマン うずさんの映画レビュー(感想・評価)
冒頭がクライマックス
世の中の成功した奴ってどうしてこう支えてくれた人たちをないがしろにして。。。って、こういうタイプのものはしばしば思うんだけど、これもそんな感じ。
そういう「おい、そこのお前えええええ!!!」っていう憤りを全部すっとばして楽しい部分が、冒頭と中盤のショーです。特に冒頭のショー(夢オチだが)が一番迫力ある。カメラワークも効果的。
世の中で虐げられてきた様々な人を集めてサーカスをやっていくというもの。彼らのおかげでショーは成り立っているのに、バーナムは結局彼らを「爪弾き者を見世物にして金儲けの手段にする」って扱いだった。それが露骨になるのが、パーティ会場でのこと。そんな扱いをされても、怒りをショーへと昇華させるサーカスの演者達がすごい。私ならボイコットしちゃうかもしれない。(ボイコットしても行く先がないか。。。)
最後はハッピーエンドなので、ファミリーでもわりと安心して観られると思います。
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