劇場公開日 2018年2月16日

「日本アカデミー賞・グレイテストショーはラスト~ミュージカル、合いまへん~」グレイテスト・ショーマン PAPASさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5日本アカデミー賞・グレイテストショーはラスト~ミュージカル、合いまへん~

2018年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

「THE GREATEST SHOWMAN」86点。

圧巻の音楽(思わずステップを踏んでしまいます)に心躍り、
ゴージャスでスペクタルで、愛や友情を高らかに歌い上げます。
見事です。H.ジャックマンはカッコイイし、R.ファーガソンもいいです。みんな歌って踊って凄い。

やっぱり「ミュージカル」は合いません。
突然に歌を歌い出すのは?身体が軽く踊り出すのは?
よく言われる、「文化・民族」の違いでしょうか。
「動VS.静」「狩猟民族VS.農耕民族」「明VS.暗」でしょうか。
日本の「伝統美」は「(喜び・感情をあえて)抑制の美学」ですから。
生まれついて身に付いたものはどうしょうもないです?
「時代が進化(?)」しているとか、「国際化の時代」からといって「民族の個性=Me・自分」を捨て去る必要はないのでは?

また、「THIS IS THE GREATEST 米SHOW」と言えなくもないし。
どうしても「数々の試練を乗り越えてよかったよかった」の感が抜け切りません。

作品のテーマである「This is Me」や「自分らしく」は、
「Only One」にも「ありのままで」にもつながります。
それは「見た目が違うという意味の障害者=普通(? この定義があいまい)とは違う」は、
「少数者」や「VS.偏見・差別」の視点をもたらします。
「ひきこもり」や「いじめ」にもつながります。
「ユニーク」や「個性」や「ピーナッツ」や「ドリーム」などの言葉が散りばめられます。

あくまでも「E=エンターテイメント(娯楽)」であって、
「A=アート(芸術)」「C=カルチャー(文化)」よりも、
「ショービジネス」として「楽しけりゃいいじゃん」的な催しにこだわります。
「サーカス」ってこのように始まったんですね。
主役は「庶民」であり「大衆」です。圧倒的多数の「普通」の人々です。

理屈っぽいですか?つまり、「みんないい!!」と叫びたいのです。
Eであろうと、Aであろうと、Cであろうとみんないい!
勿論全てを兼ね備えるのは素晴らしいです。目指したいですね。

全てを無理に「同一化」する必要はありません。
したがって「ミュージカル」を否定しません。
「駄作」も酷評をしますが、否定はしません(?)。
あなたは映画を作るという「夢」のようなことができる、恵まれた「才能」と「環境」があるのです。
だから「NEXT ONE!」で「次、頑張ってね」と言いたいわけです。

今の時代は「マスコミ」や「ネット」で世界中の出来事が瞬時に「見られます」。
すると「マネをしよう」となります。そんな必要はないのです。たとえ「お金」のためであっても。
まさしく「あなたでいいのです!」。
どんな時代になろうとも、どんな困難・試練があろうと。

そして「最も偉大なショー・観る価値のあるショー」はラストです。
ここで「THE GREATEST SHOWMAN」は「THE GREATEST F~」になるんですね∞∞∞

ここで「蛇足」として本日(2月2日)催される
「日本アカデミー賞」について簡単に(?)コメントします。

予想します。「最優秀賞」に選ばれる作品・キャストを。
「本命=◎」「対抗=〇」「穴=●」「これを選ぶと日本映画界は?=×」です。
完全に独断と偏見と好みです。
でも「問題提起」もしているつもりです。
上から目線ですみません。

『主演男優賞』=
「大泉洋〇(世界を持っています。ただヒットしていません)」
「岡田准一(「Jr」はもういいです)」
「佐藤健(話題だけです)」
「菅田将暉◎×(好みません。残念ですが、「あゝ、荒野」は良すぎました。一杯出ているし、今後を考えて選ばれるのでは)」
「藤原竜也●(作品は良かったです。こんな賞は嬉しくないのでは)」
「山賢人」はどうしたんでしょう?

『主演女優賞』=
「蒼井優◎×(どうしょうもない役は地では?美しくないです)」
「新垣結衣×(話題作りです。「フジTV」枠です)」
「土屋太鳳×(一杯出ただけです。ワンパターンです)」
「長澤まさみ〇×(演技派に脱皮?見えません)」
「吉高由里子●(思い切った役に挑戦は良かったです。が、地味過ぎました)」

『助演女優賞』=
「尾野真千子〇(他に候補がいません)」
「北川景子×(話題作りです)」
「夏川結衣(いいんですが、あれだけでは)」
「広瀬すず◎×(大変残念ですが。話題・他に候補が・今後・一杯で。「日テレ」でもあるし。「NHK」も。しゃあない)」
「薬師丸ひろ子」(いいんですが、あれだけでは)」
明らかに人材不足です。ここの層が厚いといいんですが。

『助演男優賞』=
「西田敏行●(作品はダメでも、司会している。「北野武」の機嫌を取るために)」
「西村まさ彦(む~ん。ムリです。「山田洋次」枠です))」
「松田龍平〇(独特の雰囲気がいいです)」
「村上虹郎(まだこれからです)」
「役所広司◎(無難でしょう。立派です)」

『監督賞』=
「黒沢清●×(海外で評価されているって、変わっているだけです。?だらけです)」
「是枝裕和〇×(うるさ型だから一応入れておこうです)」
「篠原哲雄(地味です。いい作品ですが)」
「原田眞人◎(他に候補がないです)」
「廣木隆一(渋いんですが)」
ひどい人材不足です。どうしょうもない。
せめて「白石和彌」は入れないと。

『外国映画賞』=
「ダンケルク×(うるさいだけです。監督・米アカデミー賞に配慮?)」
「ドリーム◎(素晴らしい。差別も扱っている)」
「美女と野獣(ただの見せ物です。「ディズニー」に配慮?)」
「女神の見えざる手〇(どんでん返しが良かったです。政治がらみです)」
「ラ・ラ・ランド●(派手だから)」
もっともっと一杯いい作品はあるんですが。どこを見ているんでしょうか?

『アニメーション作品』=
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?×(ひどいの一語。有名人を集めただけです)」
「ひるね姫×(はあ~。何でこの作品ですか?)」
「メアリと魔女の花×(「スタジオ・ジブリ」の影響。「日テレ」ならやりそう。もう時代ではないのですが)」
「名探偵コナン から紅の恋歌×(子ども向けです)」
「夜は短し歩けよ乙女×(ひどい。誰も観ていません)」
あまりにひどい。どの作品も該当しません。昨年度が良すぎました。無理やり選んだのなら「該当なし」でいいのでは。

『作品賞』=
「君の膵臓をたべたい◎(他に候補がないから。しゃあない。一番ましです)」
「三度目の殺人〇(ましです。監督批判も多い。「ギャガ」が入っているから)」
「関ケ原●(原作の割には低評価されています。「アスミック・エース」が入っているから。「Jr」だから)」
「ナミヤ雑貨店の奇蹟&×(言うことがありません。「松竹」・「KADOKAWA」だから。「日テレ」「Jr」でもあるし)」
「花戦さ×(この作品が入っていることが全てを象徴しています。「東映」も入れなきゃ。まさかあの「華道団体・おばさん」のおかげ?)」
明らかに選択がおかしいです。何故?
「各映画関係会社」に配慮しています。
この上に「提供企業」の思惑も入っています。勿論「TV局」も。「マスコミ関係」も。キャストの「事務所」も。話題作り・人気にも。
「独立系・マイナー」な作品は選ばれません。米と違って。
だからダメなんです。「日本映画村」は!!

『他のスタッフ賞』=すみません。わかりません。

もうTV局の独占は止めましょう!時間も短いです。
「ショー」になっていません。
何よりも話題になっていません!価値が低いです!

「米アカデミー賞」もですが、人が選ぶのには限界があります。
でも、人によっていろいろと言えるのはいいことです。

以上です。

「日本映画」の発展を!🍀

PAPAS