劇場公開日 2018年2月16日

「This is me」グレイテスト・ショーマン komasaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0This is me

2018年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

難しい

IMAXで鑑賞。
出だしからいきなりの見せ場で引き込まれる。全体を通して色使いや構図を良く考えて作くりあげられている、勿論音楽も素晴らしく終始圧倒される。

物語は主人公の立身出世物語であると同時に、フリークス(奇形、異形)と忌み嫌われ居場所のない者達の自己解放の物語。単純に善悪や正誤で語れない、濁してはあるがかなりエグい部分もありドラマにしたらかなりの長編が出来るのではないかと思う。

話は駆け足で進むが、”This is me”を歌う髭面の女性を先頭にフリークスが劇場から街に躍り出るシーンは圧巻。『これが私』と歌いあげながら、見る者に自分達を受け容れるか否かを迫って来る。

とても楽しめたのと同時に、今の時代は当時と変わったのか?誤魔化すことが上手くなったのではないか?という事を止め処もなく考えさせられた。

komasa