「素晴らしい映像と歌」グレイテスト・ショーマン 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい映像と歌
実在の興行師P.T.バーナムが、差別や偏見に悩んでいたパフォーマー達に活躍の場を提供し、画期的なショーを創造していく様を描いた作品。
上映時間が105分と言う作品なのですが、もっと長く感じます。それほど内容は盛りだくさん。冒頭から、TVCFで見るシーンが出てくるので、度肝を抜かれます。それも、プロモーション上の作戦なのかもしれませんね。そこから、P.T.バーナムの人生を振り返るようなシーンに逆戻りするのですが、話のテンポが速いので、物語はどんどん進んでいきます。
バーナムの目的としては、言ってしまえばお金儲けなのですが、意図しない?結果として、劇中の新聞記者が語っていたことでもありますが、“皮膚の色や、体の特徴に寄らず、様々な人々が一緒になって活躍すると言う事は素晴らしい”と言う事が、この物語で描き出そうとしたこと。それを判ってみていたので、「うん、そうか」と思ったのですが、知らないで見ると、バーナムが、差別を受けている人を使って金儲けに走る様に見えるので、そう言う部分はちょっとわからないかもしれませんね。
特にショーのシーンのカラフルさと、劇中の歌は良いです。カラフルな衣装を身にまとったパフォーマー達が歌い踊るシーンは盛り上がります。第75回ゴールデングローブ賞(映画の部)主題歌賞を「THIS IS ME」で受賞し、2018年度アカデミー賞主題歌賞に同じく「THIS IS ME」でノミネートなのも納得です。
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