劇場公開日 2018年2月16日

「歌がすばらしかった!」グレイテスト・ショーマン 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0歌がすばらしかった!

2018年2月17日
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鑑賞方法:映画館

巻頭の迫力ある”The Greatest Show”で、観客を一気に物語の世界に引きずり込んだかと思えば、”This is me”では、心を揺さぶる感動を巻き起こし、”Rewrite the stars”ではホロリとさせて愛を語らせる。いろいろな歌があった。それもむずかしいメロディではなく、私たちでも口ずさめるような歌ばかり。パセック&ポールはまさに現代のロジャース&ハマースタインだと思う。「ラ・ラ・ランド」も悪くなかったけど、やっぱりこの映画は本当のミュージカル・スターに歌わせているおかげで、歌が抜群によかった。ヒュー・ジャックマンは、青年を演じるにはちょっと年をとりすぎていると思ったけど、歌もパフォーマンスも最高だった。ザック・エフロンは、久々のミュージカルで水を得た魚のように輝いていた。この映画はバーナムという稀代の興行師の半生を描いているが、フィクションも混ざっているらしい。私はその目の付け所がすごいなぁと感心して観ていた。サーカスのはじまりを見せてもらって、楽しかった。

瑞