映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!のレビュー・感想・評価
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思い出に助けられ勇気付けられ
午前10:50の回をみました。
自分が大事だなと思った思い出は、やっぱり重要で。
敵も、最初は大事だと気づかずに、最期に、自分の思い出を思い返していてきっと大事な思い出に気づいた、てなった。
敵の最期が満足して成仏なのか・子供に転生したのか、どっちの解釈もとれると、個人的に悩み中。
「未熟者」を悪と言ってしまうプリキュア
今回の敵役・クックの行動は、
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お菓子作りをするが出来が悪く理解されない
→逆恨み(おいおい)
→ジャン=ピエールに才能を理解される(よかったね)
→ジャン=ピエールを利用して暴れる(おいおい)
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という感じですが、このフローに対してプリキュアの言動が対応していないと思いました。
上記のように、クックの間違っているところというのは「逆恨み」と「自分を認めてくれたジャン=ピエールに対する裏切り」なのですが、その双方に対して誠実に対応しているとは言えず、プリキュアはひたすらクックを「人に迷惑をかけるな」という理屈でボコボコにして、ジャン=ピエールの洗脳を解こうとするだけなのでした。
この違和感は、何というのか最初から「クックはボコボコにすべき敵である」「ジャン=ピエールは完全に洗脳されている」という前提で話が進んでいるのが問題なのだと思います。クックは別に話の通じない獣ではないのですから、ひとまず説教するのが正義の味方なのではないでしょうか?ボコボコにするのはそれからでも良かったと思います。
ジャン=ピエールに対しても、プリキュアから見れば洗脳されていても本人は本気で究極のスイーツを作ろうとしていた可能性もあると思います。まあ、仮にジャン=ピエールが本気でクック側につくならプリキュアはジャン=ピエールとも戦うことになるはずで、そうなるとお子様向けアニメとしてはちょっとハードになる気もしますが。
そして、終盤のキュアパルフェの「あんたのはただの自己満足なのよ」というセリフがとても引っかかりました。プリキュアがそんなこと言っていいんでしょうか。
察するにキュアパルフェの言い分は、ジャイアンに「音痴のくせにリサイタルなんてすんな」ということなんですが、その場合私にはどうしてもジャイアンが悪人とは思えないのです。
このプリキュアで言えばモチーフはパティシエとかお菓子作りといったことなわけですけど、それにしたって「自己満足」というのは何かするという時に何にも先立つ感情です。それを悪と断じるのは器用な人のエゴイズムだと思います。
「レベルの低い創作物を他人に押し付けて良い評価を強要するな」というのは、たしかにそうなんですが、その場合そういう行動をとっている人に必要なのは「その人から創作活動を取り上げること」ではなく「的確なアドバイス」のような建設的な意見なのではないでしょうか。
要するに、キュアパルフェはお菓子作りが上手なのかもしれませんが、だからといって「お前はヘタクソの自己満野郎だからお菓子作りなんてやめちまえ」と言っていい権利なんてないんです。実際そこまでは言ってませんが。
わかりやすく笑える箇所がいくつもあって、見るには飽きないのですが、上記のような点が気になりました。
キラキラプリキュア
今日見てきました。
内容も楽しくて、おもしろ満載のストーリーでした。
フランスのパリを舞台にプリキュア華麗に活躍するのはハトプリ以来です。
ジャン・ピエールがとにかく面白過ぎるw
まほプリが出てくるとは驚いた。
プリキュアオールスターズはともかく、映画キラキラ☆プリキュアアラモードに魔法使いプリキュアが登場するなんて思わなかった。
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