映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!のレビュー・感想・評価
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プリキュア映画では珍しいギャグベースの作品
本作品はプリキュア映画では珍しく、最初から最後までギャグで構成されている作品。
親しみやすさやエンタメを重視している作風は見ていて飽きることなく、最後まで楽しめました。
TVシリーズのプリアラ自体は内容が薄く、正直退屈である点が多かったため、ここまでの作品に仕上げてきたのには驚きました。
特にTVシリーズでは影の薄かったキュアカスタードは解説兼リアクション要因として生き生きとしており、個人的には主役であるパルフェと同じくらいの存在感を感じました。
一つ挙げるとしたら、ストーリー自体がうまくまとまっているためか、内容的には60分ちょっとくらいで完結してしまうため、少し引き伸ばしてる感が否めませんでした。しかし、その点はギャグ描写として嫌味なく見ることができたので、うまくやっているなと感じました。
総評として、ギャグやエンタメに全振りしている本作は子供はもちろんのこと大人でも気軽に楽しめる作品に仕上がっているのではないかと感じます。気になる方は是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。
シリーズの中でも上位!!
プリキュアの映画を20本以上観ましたが、本作は他の作品より薄い内容ではなくキャラクターも丁寧に作られていて、その中では上位にあると思います。お菓子作りに興味がないと少し退屈ですが、個人的には主人公の揉み上げと、子供たちに任せて一歩引いたキュアマカロンの余裕さが印象的でした。
実況しながら見るか応援上映会向けの作品
プリキュア映画と言えば泣けるアニメ映画として定評あるが、今回は泣き要素極力排除して、全力で笑いに振り切った快作
同時に春映画で割食いがちな、途中からの追加メンバーをフィーチャーした意欲作でもある
いやあ笑った笑った
敵キャラのクックはアホ(褒め言葉のつもり)で企みが意味不明で何だか憎めないし
被害者キャラであるジャン・ピエール師匠は終始ブレないキチガイ(褒め言葉のつもり)で悲壮感ゼロだし
プリキュアたちは動物バージョンで大真面目にボケ倒すし
心の中で山ほどツッコミながら見てました
「だから何で誰も師匠の頭の花にツッコまない!?」とか
「ほんまにタクシー乗ってどないすんねんw」とか
カラスの飛び交う中でスイーツ作り続ける師匠に「踊るなw」とか
テレビ放送見つつ実況しながらとか、応援上映会で声出してツッコミながら見るのに最適な作品
それにしても歌舞伎役者さんって、どんな役でもノリノリで演じてくれるね
ジャン・ピエール師匠役の尾上松也さんのノリノリのキチガイ演技(しつこいようだが褒め言葉)が、ちゃんとアニメ用の演技になっているのが凄い
一方本職の声優のクック役の悠木碧さん
こちらもノリノリでアホ演技(もちろん褒め言葉)
このお二人の功績は大きい
歴代屈指の良作
トレビア~ン
ギャグ多めのプリキュア映画
スマイルプリキュアを彷彿とさせるギャグの応酬。劇中でツッコミがないから、「あれ?つっこむ俺がおかしいのか?」と思わせる程度にはテンションがおかしい。そしたら、スマプリのテンションおかしな回の監督なのね。そりゃしょうがないわ。
といっても、ギャグはもちろんスパイス程度。本編は本編でいい話を展開している。まあ、かなりスパイスきつめだけど。キラプリってこんなギャグ系のプリキュアだったっけ…?
本編はシエルメインの長編といった感じで、ジャンピエーンとの思い出にフォーカスされる。それもまたギャグ成分の多い思い出なんだけど。
アクションはどうだったかな。キラプリは肉弾戦がないから座古監督のような爽快アクションは必然的に出てこないんだよね。うーん、別アニマルで戦っていたシーンしか思い出せない。これもほぼギャグです。元に戻ったあとってほとんど説得に費やしてたかなあ?
あと、本編OPにみらいとリコが出てきてたけど、ゲスト出演みたいな感じ。春映画の前振りかな?
キラリン可愛いよ。
子供が大喜び
タクシーに乗ってピンチに駆けつけるプリキュア
前作が、バトルとドラマパートに優れた秀作でしたが、今作はいい意味で真逆の魅力を持った快作。
とにかく全編に渡るギャグの応酬に、お涙モードをあえて茶化す不謹慎さ。プリパラとかヘボットに近いノリでなかなか良かった。
前作こと、魔法つかいプリキュアが割とガッツリ出ているのも驚きで、先輩勢がヒロイックに活躍した後に、タクシーを使う異色のプリアラメンバーのシーンも対比として面白い。
ゲストキャラも大変シュールな魅力で良いのですが、全体的に緊張感は皆無なので、ラストバトルは去年の映画ほどの盛り上がりはないです。まあ、あのゲストキャラの緊張感の無さに対して盛り上げようがないんですが。
近年のプリキュア秋映画は、良い意味で子供騙しではない魅力に溢れていましたが、今作も面食らうようなシュールギャグや超展開で楽しませていただきました。
春のオールスター映画もそろそろ猛省せよ。
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